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小春日和♪ときどき信州

本・古市憲寿 「奈落」 

2020年03月30日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し




 作品紹介・あらすじ
ステージから落ちた歌姫は、かつて手にした全てを失った。圧倒的な孤独と絶望の果てを照射する、運命のドラマ。17年前の夏、人気絶頂のミュージシャン・香織はステージから落ち、すべてを失った。残ったのは、どこも動かない身体と鮮明な意識、そして大嫌いな家族だけ。それでも彼女を生かすのは、壮絶な怒りか、光のような記憶か、溢れ出る音楽か――。生の根源と家族の在り方を問い、苛烈な孤独の底から見上げる景色を描き切った飛翔作。
                読書備忘録 
なにこれ!絶望以外の何ものでもない。
毒親に毒姉に父親までも呆れたというより、なまじ意識がある香織が可哀そすぎて悲しすぎる。
こんな家族っている?と読んでいたけれど、昨今のニュースを見ていると殺されないだけまだましなのか?あの幼い少女はどんな思いで生きていたのだろう?
生き残った人間の語る歴史だけが正史となっていくのだ。の件には、ほらちゃんと意識があってこんなこと思っているのよ!指先が少しだけ動いたね。
デビュー日には、お墓参りだと思ってこの家に来るようにしている。って、なんなんだっ!海っ!
いつか奈落から這い上がってほしい。
痒いの我慢しているのを見て、って読んでいるんだけれど、痛いのも嫌だけれど、痒いのもやだー!
★★★★☆

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