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痩田肥利太衛門残日録その二

西暦対恵方関係表の作成 

2020年01月31日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

陰陽五行説において福徳をもたらす歳徳神の居る方角を恵方と言い、歳徳神の居る方角(恵方)は毎年変わります。そこで、恵方を求める西暦対恵方関係表を作成することにしました。以下はその手順です。
(1)八卦方位表の作成
易は自然の原則は陰陽二つの元素から成り、この2元を根本(太極)とし、八つに分けた「八卦(はっけ)」により森羅万象を表す古代中国の哲学です。
易の八卦と陰陽五行の関係を表すと次の表になります。?


八卦方位表

(2)十二支方位表の作成
十二支と陰陽五行の関係を表すと次の表になります。


十二支方位表

(3)十干方位表の作成
十干と陰陽五行の関係を表す表を作り、西暦1位を対応させた十干方位表を作成します。
十干は10年に対応して繰り替えされますので西暦の1位と十干を対応させる起点を次の事件で求めます。
明治維新の1868年に起こった戊辰戦争は旧暦の戊辰の年なので戊(つちのえ)は西暦1位の8に対応しますのでこれを起点にすると十干と西暦1位の関係は十干方位表になります。


十干方位表

(4)二十四山方位表
1.内側八角形に8個のボックス、中側八角形に12個のボックス、外側八角形の一辺3個のボックスからなる二十四ボックス(空の二十四山方位表)を作る。
2.内側八角形の8辺のボックスに八卦配当表の方位に対応する八卦を配置する。
3.外側八角形の8辺のうち、東西南北の各辺を除く、東北、東南、西南、西北の各辺の第2番目のボックスに、それぞれ八卦の中の、艮(ごん)、巽(そん)、坤(こん)、乾(けん)を配置する。
4.中側の八角形の12ボックスの北のボックスに子(ね)を配置し、時計回りで各ボックスに十二支を昇順に配置する。
5.外側の八角形の北から第1辺の3つボックスの2番目に十二支表の子(ね)、第2辺の3つのボックスの1番目に丑(うし)、3番目に寅(とら)を配置する。同様に十二支表の方位に従い、十二支を二十四山方位表に配置する。
6.陰陽五行説の方位(五方)の中央にあたる戊(つちのえ)と己(つちのと)を除き、残りの八つの干を外側八角形に配置する。すなわち、八角形の第3辺(東)の第1と第2ボックスに五方の東である甲(きのえ)、乙(きのと)を配置、同様に第5辺(南)、第7辺(西)、第1辺(北)の各辺の第1と第2ボックスにそれぞれ対応する五方の残りの六つの干を配置する。
7.外側八角形のボックス配置(6.)で除外された五行説の方位の中央に相当する十干の戊(つちのえ)と己(つちのと)は二十四山方位表の真ん中に配置する。これで二十四山方位表は完成である。


二十四山方位表

(5)西暦対恵方関係表
@恵方は甲(きのえ)、庚(かのえ)、壬(みずのえ)、丙(ひのえ)の四つの方位ある。
A二十四山方位表に描いたとおり、甲と庚を結ぶ直線および壬と丙を結ぶ直線が恵方となる。
B十干方位表の方位と同じであることが確認される。
C十干を甲から戊までの第1グループと己から庚までの2つの第2グループに分ける。
D十干方位表の第1グループの「甲」と「東北東」の交点の欄に西暦1位の「4」を配置し、同様にして斜め順番に配置する。
E十干方位表の第2グループの「己」と「東北東」の交点の欄に西暦1位の「9」を配置し、同様にして斜め順番に配置する。
F例として甲から癸まで西暦年の2014から2023までを入れると西暦対恵方関係表は完成である。


西暦対恵方関係表

【ある年の恵方を求める】
「西暦対恵方関係表」から2019年の恵方は東北東、2020年の恵方は西南西となりました。
yaseta.hateblo.jp
上記、ブログの変換式から六十年干支年を求めると2019年は己亥(つちのとい)年、2020年は庚子(かねのえね)年であることから十干の己(つちのと、き)は9、庚(かねのえ、こう)は0と十干と西暦1位は対応していることがわかります。
【参考】
1.「歳徳神」、フリー百科事典ウィキペディア(Wikipedia)
2.「陰陽五行説」、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
3.「年中行事事典」、西角井正慶編、東京堂出版、1958年5月23日
4.「陰陽五行でわかる日本のならわし」、長田なお、(株)淡交社、2018年12月13日
5.「こよみのページのHome-Page」Webサイト、作者「かわうそ@暦」、http://koyomi8.com/
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