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今年最後の歴史ガイドは靖国神社でした 

2019年11月26日 外部ブログ記事
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今年最後の歴史ガイドは靖国神社・遊就館のガイドでした。

参加されたのは、急逝された毒ガス問題研究者のフリージャーナリスト北宏一朗さんと一緒に、神奈川県で平和運動をされていた方々でした。
その中に、お父さんが戦艦武蔵の乗組員だった方がおられ、NHKスペシャル「戦艦武蔵の最後〜映像解析知られざる“真実”〜」に証言者として出演しましたが、放映の三日前にお父さんは亡くなられたそうです。生き残った乗組員は「軍艦武蔵会」として集まりと靖国神社参拝をされているそうです。

靖国神社外苑と内苑を案内し、遊就館前広場の「パール博士顕彰碑」に来ましたら、南部利昭宮司碑文の配布ペーパーがありませんでした。
遊就館受付で尋ねましたら、たばこの吸い殻で火災が起きたので暫くは防犯上の理由で置かないことにしているそうです。

この碑文「頌」には東京裁判(極東軍事裁判)について次のような評価をしています。

(略)
『博士はこの通称「東京裁判」が、勝利に傲る連合國の、今は無力となった敗戦國日本に對する野蛮な復讐の儀式に過ぎない事を看破し、事實誤認に滿ちた連合國の訴追には法的根拠が全く?けてゐる事を論証し、被告團に對し全員無罪と判決する浩瀚な意見書を公にされたのであります。』
(略)

東京裁判は、天皇の戦争責任を免責したことなど問題点が多いことは明らかになっていますが、ニュールンベルク裁判と並び国際連合の戦争犯罪追求の国際法廷の判決です。日本政府もサンフランシスコ条約第11条で認めた判決であります。
それを「野蛮な復讐の儀式」と断定して、東京裁判を認めない態度が靖国神社の基本的姿勢です。

これを英文にして配布していますが、外国人はどのように思うのでしょうか。
遊就館一階の売店で販売している「遊就館図録」の119〜120頁「昭和殉難者」には「東条英機元首相以下二十五名の署名入り日章旗」とA級戦犯14人中、軍人のみ7人の写真と経歴を記載してあります。ところが「展示室15終戦 日本再建への道」のガラスケースには、パール判事の大きな写真と東京裁判の説明文があるにもかかわらず図録からは欠落させています。
現在も外国人見学者が増えていますが、2020五輪でさらに外国人が増えると予想されますので、顕彰碑の英文ペーパーの配布は、国際的な問題が起きる可能性があると考えています。







(了)

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