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痩田肥利太衛門残日録その二

令和元年10月の絵「釈迦如来と不動明王」 

2019年10月02日 外部ブログ記事
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室町時代に成立した十三仏信仰によると人は亡くなると極楽浄土におられる13人の仏(ほとけ)さまが33年間に13回にわたりこの世に降りてこられ故人に対し修行指導を行うといわれています。
故人の意気込みとやる気により悟りの期間に長短がありますが最長33年間の修行と家族の追善供養を行うことにより、故人は仏さまとして認められ(成仏し)、極楽浄土に迎えられるといいます。
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第1回は初七日(しょなのか7日)に故人を指導してくれる仏さまは不動明王です。
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第2回は二七日(ふたなのか14日)の仏さまは「釈迦如来」です。
奈良興福寺にある釈迦如来は守護神として「阿修羅」を従えていますが、この阿修羅は例外的に温和な顔つきをして、人気を博しているそうです。
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第3回は三七日(みなのか21日)「文殊菩薩」
第4回は四七日(よなのか28日)「普賢菩薩」
第5回は五七日(ごなのか35日)「地蔵菩薩」
第6回は六七日(むなのか42日)「弥勒(みろく)菩薩」
第7回は七七日(ななのか49日)「薬師如来」
第8回は百か日(100日)「観世音菩薩」
第9回は一周忌「勢至菩薩」
第10回は三回忌「阿弥陀如来」
第11回は七回忌「阿?(あしゅく)如来」
第12回は十三回忌「大日如来」
第13回は三十三回忌「虚空蔵(こくぞう)「菩薩」
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【阿修羅について】
インドのヒンドュー教の神様の多くを仏教に取り込み、仏さまを守る神として伝えられました。阿修羅は守護神「天部」の一人でインドの神は「アスラ」です。
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アスラはインドの神々の中心の神「インドラ」に勝つことができないが、闘いを挑み、闘い続けている魔神です。
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仏教ではインドラが「帝釈天」でアスラが阿修羅となってそれぞれ「眷属(けんぞく、従者)を従えて、闘いを続けます。
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阿修羅はどうしても勝てなく、救われない宿命にあり、闘うことの苦しみを負うことになります。これが一種の業(ごう、カルマ)となり、六道の世界のひとつになっているということです。
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興福寺にある阿修羅像は釈迦三尊像の守護神「八部衆」の一人として十大弟子、梵天、帝釈天、四天王とともに設置されています。ここに立つ阿修羅は仏教に帰依し、温和顔で釈迦を守っています。
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このような温和な顔の阿修羅像は興福寺と法隆寺にある例外的な仏像でほとんどの阿修羅像は怒りの形相をしているそうです。
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それゆえに阿修羅のイメージから浮かびもしない柔和な顔、三面六臂(さんめんろっぴ)の特異な姿に引きつけられているのだと思います。
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【参考】
(1)業(ごう、カルマ):行った行為が因果の道理によって後々、必ず報いを生むこと
(2)興福寺創建1300年記念「阿修羅展」特集:芸術新潮、2009年3月号
(3)興福寺創建1300年記念「国宝 阿修羅展」:上野公園の東京国立博物館(2009年3月31日(火)〜6月7日)
(4)奈良、興福寺西金堂、天平6年(734年)建立

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