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平成の虚無僧一路の日記

尺八で 吹く曲? 

2011年07月10日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



その昔、日本を代表する尺八家が、ヨーロッパに行って
著名な音楽家を前に、あちらの曲を吹いてみせたところ、
大変に不興をかったそうな。

尺八は、独奏曲は、時にはオーケストラより迫力が
あるのに、クラシック曲は、オーケストラには叶わない。

また、ペルーを代表する「ケーナ奏者」が、来日コンサートで、
日本人ウケを狙って「さくらさくら」や「荒城の月」を
吹いた。「ひどかった。日本の曲は 尺八には 叶わない」
と思ったのは私一人か。万来の拍手。尺八を聞いたことの
ない日本人には、あれで十分満足なのた。

楽器は、それぞれ、最大限に特徴を活かした曲でこそ、
力を発揮する。

箏や尺八で、和楽器に向かない洋楽曲を演奏することに、
私は最近 気が進まなくなってきた。尺八の特性が減殺
され、効果が発揮できないからだ。

ネプチューン海山も言っていた。「尺八という楽器は
すばらしいが、聞きたい、吹きたいと思う曲が 日本には
ない」と。そこで、彼はオリジナル曲を次々と作曲した。
彼の作曲した曲は、尺八の可能性を何倍にも広げてくれた。
もっともっと有名になり、広がるかと期待したが、世間は
「尺八」というだけで、無視する。「尺八がウケないのは
日本だけ」と彼は笑った。

価値観が多様化し、音楽ジャンルが細分化された今、
視聴者の全員にウケルことは「無理」と割り切ることか。

それにしても、童謡・唱歌・民謡・演歌、そして『春の海』
以外に、人前で吹く「尺八の曲」がないとは、淋しいことだ。

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