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偽りのない人 

2019年09月19日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

九月が半分過ぎ、あっという間に、自分の寿命も半月短くなりました。



生きている以上、必ず死がある。


自分の死は想像できないけれども、死は間違いなく日々近づいている。


死という現実を考えなくなった時は、私が幸いにもボケた時。


ボケたら楽かも。


一生、自分の顔を見たことないように、


己の死も確かめられない。


自分の真の姿を知らないで一生終わる。








親しい友人から久しぶりに電話があった。


「まだ生きてる」


「私もまだ生きてる」








「楽しくやってる?」


「楽しくやってる」






「死んだら、知らせるわ」とは言えない。






「死ぬ前に会う?」


「そうね、生きてるうちに会おう」




この友人とは奇妙な会話がとても自然に交わされる。


決して、女の長電話にはならない。


それだけで、いつ、どこで会うかが決まると電話は切れる。


言葉に装飾がなくなった時を感じる。


無意味な言葉が行き交わない。


「では」


で終わる。


終わってから、考える。


彼女は本音で生きている人。

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