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小春日和♪ときどき信州

本・井上荒野 「ベーコン」 

2019年08月10日 外部ブログ記事
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 内容(「BOOK」データベースより)
初めてだった。男から、そんな目で見つめられたのは―。家族を置いて家を出た母が死んだ。葬式で母の恋人と出会った「私」は、男の視線につき動かされ、彼の家へ通い始める。男が作ったベーコンを食べたとき、強い衝動に襲われ…表題作ほか、人の心の奥にひそむ濃密な愛と官能を、食べることに絡めて描いた短編集。単行本未収録の「トナカイサラミ」を含む、胸にせまる10の物語。
               
 読書備忘録 
「目玉焼き、トーストにのっけて」 
大人のお話が続いていたところに、いきなりの中学生!たちの悪い子だなー・・・え?お父さん?違うよね。大人が振り回されて嫌な感じ。
「父の水餃子」 
目玉焼きひとつ自分で作ったことがなかった父親が、皮から水餃子を作った翌朝家から出て行った。父親が病気で死んだことは女から知らされた。
「ベーコン」 
このお話がズコッと来た。お母さんは家出して沖さんのもとへ行き、豚を育て・・・。お母さんもお父さんも亡くなって、お母さんが一緒に暮らしていた沖さんに結婚するの。と・・・結婚相手とはうまくいくといいな。
最近、荒野さんの本を以前よりのめり込んで読むようになった。
知人のご主人の不倫やら、単身中赴任中に現地妻が居たことが発覚し帰国後すったもんだで離婚した母友、我が家の仕事がらみのおねだり女 T崎麻衣子 の出現なんかがあって、私たち夫婦は変わらずにいるとは思うのだけれど、もしかして、のほほん生活が終わりを告げようとしてきたのかのような危機感からのめり込んでいるのだと思う。水面に石ころを投げて波紋を喜んじゃう女や、人のものを取ってはいけないのですよ!が分からない女や、我が家に絡んでいるおねだり女に至っては、母親もその手のおねだり女だそうだから仕方がないと言えば仕方ない。知り合ってしまったのが不幸の始まりとなるのかならないのかはわからない。ただ、経理担当としては証拠は揃えているからね、どうなるのか楽しみで、こっそり大人のわくわく感がないわけではない・・・
荒野さんは気晴らしになります。
★★★★☆
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