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厚労省に「戸山人骨発見30周年にあたっての質問と要望」を提出 

2019年03月20日 外部ブログ記事
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人骨の会(軍医学校跡地で発見された人骨問題を究明する会:代表常石敬一)は、「戸山人骨発見30周年にあたっての質問と要望」を厚生労働省大臣官房厚生科学課に提出しました。

参加者は、元日本社会党新宿区議会議員川村一之さん、事務局長鳥居靖さん、東京歴史教育者協議会会長東海林次男さんなど7名、厚生労働省側は、厚生科学課 阿部友喜課長補佐です。




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2019年3月20日
厚生労働省
大臣官房厚生科学課 様
軍医学校跡地で発見された人骨問題を究明する会
代表常石一
戸山人骨発見30周年にあたっての質問と要望

 厚生科学課におかれては、厚生労働行政に研鑓のことと存じます。
 今年は新宿区の戸山研究庁舎敷地内から人骨が発見されてから30年になります。厚生労働省が「人骨の由来調査」を公表してからでも18年になろうとしています。
 厚生労働省はこれらの人骨について、「大切に保管」するとともに「身元確認につながるような努力」をすると表明(舛添厚生労働大臣の2008年5月14日の衆議院厚生労働委員会答弁)してきましたが、この間、なんら「新たな調査の手がかり」(「人骨の由来調査」報告書2001年6月14日)は示されてきませんでした。
 これまで私たちは「新たな調査の辛がかり」となる情報を提供してきましたが、今年は人骨発見30周年にあたって、原点に戻り、厚生省(当時)が「人骨の由来調査」で行った陸軍軍医学校関係者のアンケート調査や聞き取り調査の記録を公開していただくことを要望します。また、保管している人骨を骨壷から取り出して、人骨がどのような状態で保管されているかをお知らせしていただきたいと存じます。
 以下のことを質問し、要望いたしますのでご回答願います。
1.厚生労働省「戸山研究庁舎建設時に発見された人骨の由来調査について」に関する要望
 人骨の由来調査で行った陸軍軍医学校関係者のアンケート調査と聞き取り調査の記録を公開されたい。
2.厚生労働省で保管する人骨の取扱い状況に関する質問
? 人骨は適正に保管されているのかどうか、2018年度の保管状況(人骨の劣化の確認・拝礼・追悼訪問者・事故などの有無)を明らかにされたい。
? 人骨の「新たな手がかり」に関する調査の進捗状況について明らかにされたい。
3.戸山5号宿舎及び若松住宅の発掘調査に関する質問
? 戸山5号宿舎及び若松住宅の発掘調査で発見された出土品は適正に保管されているのかどうか、2018年度の保管状況を明らかにされたい。
4.保管人骨の身元確認調査に関する要望
? 人骨の身元確認に必要な生前における生活状況(歯髄のDNA検査による感染症の痕跡や病歴、抜歯・虫歯の有無及び女性なら妊娠痕など)を可能な限り調査していただきたい。
? 安定同位体比検査を導入し、人骨の生前に育った環境や地域を識別していただきたい。
? ミトコンドリアDNA鑑定を実施し、人骨の持つmtDNAハプロタイプを明らかにしていただきたい。
? 人骨の個体数と遺族確認に必要なDNA鑑定を含む医科学的鑑定を実施していただきたい。
? スーパーインポーズ法による頭蓋骨の3次元化データ測定を行っていただきたい。
? 人骨の身元確認のため、国内外に遺族の照会をしていただきたい。
? 人骨の死亡原因と身元を確認するための法医歯学鑑定を実施していただきたい。
? 陸上自衛隊衛生学校(彰古館)が保管する人体標本の保管状況を調査していただきたい。
? 若松住宅発据調査との関連が推測される人骨の四肢骨の再鑑定を実施していただきたい。
? 戦没者の遺骨収集の推進に関する法律(平成二十八年法律第十二号)施行後の今日までの進捗状況を報告していただきたい。
? 保管している人骨を骨壷から取り出し、人骨の劣化状況について確認されたい。
以上
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中央合同庁舎第5号館の敷地内に建立されている「誓いの碑」と「海軍省跡・軍令部跡」石碑の写真をアップします。








(了)

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