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小春日和♪ときどき信州

本・村田沙耶香 「消滅世界」 

2019年02月14日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し





 内容(「BOOK」データベースより)
セックスではなく人工授精で、子どもを産むことが定着した世界。そこでは、夫婦間の性行為は「近親相姦」とタブー視され、「両親が愛し合った末」に生まれた雨音は、母親に嫌悪を抱いていた。清潔な結婚生活を送り、夫以外のヒトやキャラクターと恋愛を重ねる雨音。だがその“正常”な日々は、夫と移住した実験都市・楽園で一変する…日本の未来を予言する傑作長篇。

               

 読書備忘録 

雨音は人工授精ではなく昔ながらセックスをして交尾で生まれた子供。
なんというか、バレてはいけないわけね。
でも自分で言っちゃうの雨音は!

千葉の成田で入国審査のごとく手続きを経て実験都市に入る事を選び生活が始まる。
そこでは生まれた子供はみんなの子で、大人はみんなお母さん。
人工授精でせっかく生んでも自分のがどれだかわからない。みんなで育てる。
それ以前も、夫婦なのに恋人がいるのが普通だったり、え?な世界!

あるわけないじゃん!と読んでいても、私が存在しなくなった地球上では何が起こるかわからない。
なので、面白いといえば面白い。

どんな世界になるんだろうね・・・?

何が正常で、何が異常か・・・
読んでいてぐちゃぐちゃになってくる。
まぁいいんじゃないの?

こんなこと考えて本にしちゃう村田沙耶香・・・
ちゃんと理解はしていないけれど、好き!

★★★★☆

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