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2018年11月14日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し





















第11回JLC写真展は11日に終了しました.
今回のテーマは「本とライカ」.
読んだ本からのイマジネーションによる作品がコンセプトです.
以下に,5点からなる展示した作品を載せます.

小生は,中村文則 「迷 宮」(新潮社,2012)を選びました.
著者による珍しくもミステリー仕立てで,著者らしい人間の不条理,異常心理,倒錯的性行動などを描いている暗く,陰鬱な世界です.

日置事件,あるいは折り鶴事件と呼ばれる一家惨殺強盗事件発生.
逮捕された犯人は嫌疑不十分で保釈される.惨殺,母親の刺殺体周囲に配置された無数の折り鶴,長男の死,これらは父親の妻に対する異様な猜疑心から発した心理のねじれから見えざる圧力となって家庭を歪ませた結果生じてきた...







1. 事件を報じる新聞
Leia M10+DJ-Optical 7artisans 50MM F1.1









2. 事件の生き残りの日置家長女沙奈江と同棲する”僕”の2つの人格
   Leia M10+DJ-Optical 7artisans 50MM F1.1









3. 母親の刺殺体の周りには無数に配置された折り鶴が
     Leia M10+DJ-Optical 7artisans 50MM F1.1   









4. 事件の折り,沙奈江は押し入れに隠れていた
Leica M Monochrom+Summicron-M 50mm F2 (2nd)









5. 日置家長男,”僕”,沙奈江らの内包する心理的構図
Leica M+Super Wide-Heliar 15mm F4.5 Aspherical II







中村 文則
1977年9月2日愛知県に生まれる.
2002年に「銃」で新潮新人賞受賞でデビュー.
2004年,「遮光」で野間文芸新人賞.
2005年に「土の中の子」で芥川龍之介賞.
2010年に「掏摸」で大江健三郎賞を受賞.
2012年,「The Thief 掏摸」でウォール・ストリート・ジャーナル紙でベスト10小説に選ばれる.
2018年,「銃」が映画化されて公開.



氏の小説を表現しようとした小生の目論見は,あまりにも薄っぺらい表層をなぞる程度の表現であったと認めざるを得ないほど稚拙であったことを認識させられた.
しかし,そうであっても今回の仕事は一つの訓練になったと改めて思う.
中村氏の文庫本あとがきにある,「この作品が東日本大震災に影響された」という一文でさえ読み解くことができなかったことは心残りだ.

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