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たかが一人、されど一人

涼風の蓼科高原 

2018年09月08日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

高校同期の有志が毎年初秋の蓼科高原でゴルフをすることになっている。今年は小生同様ゴルフはしないが同期生の歓談だけは逃したくない者が3人も出現した。この中の一人が大変博学であると同時にリーダーシップに富んだY君で、ゴルフ無しで高原の涼風を感じながら過ごす2日間の日程を組んでくれた。お陰で木金の2日間極めて有意義に過ごすことが出来た。一昨日は蓼科高原横谷渓谷の散策、標高1500メートルの高みまでバスで登り1250メートルの旅館まで約1時間かけて散策。紅葉には少し早かったが、お天気に恵まれ、登り道が無いことが少し残念と言えばそうだが、十分楽しめた。滝が何か所かあり、高い処の滝にはマイナスイオン2万5千個/1ccとあり、少し下ると個数が2万個に減っている。そもそもマイナスイオンとは何ぞやだが、ドリンクの宣伝でよく聞く乳酸菌百億個と一緒で意味不明ながら、気分爽快だから数字が大きいほど有難く感じればいいのだろう。昨日は高原特有の晴れたり曇ったりのお天気だたが、尖石(とがりいし)縄文考古館を見学。縄文時代のことなど真面に勉強していないので何も知らなかったが、実に興味深いものだった。同行Y君から事前に聞いていたが、縄文時代には前後期があり合計すると1万年から5千年近くになる。今でもそうだが、本当のお金持ちは海や川の近くには家を造らず山の中腹にやや広い場所を見つけて造るものだとのこと。更に蓼科高原は昔から樹木にも恵まれ動植物の採取にも適していたうえ、矢じりを作る黒曜石の産地でもあったので、大きな集落が形成されている。縄文人種は定住しないとされているが、日本ではユーラシア大陸なんかよりはるか昔から定住が始まっていたらしい。兎に角この地域から発掘された縄文時代の土器土偶、石斧、矢じりの類の豊富さは驚くばかり。同行もう一人の友人M君は趣味で陶芸をしているくらいなので、ここは何度も来ているので学芸員以上に解説をしてくれた。しかし彼の解説を聞くまでもなく土偶と土器の素晴らしさは驚異的である。特にほぼ完ぺきな形で発掘された2体の女人像は、国宝に指定されて現在は東京国立博物館に展示中とのことで実物は無かったものの、土器の多彩さには圧倒された。数千年の昔ここに多くの人が集落を営み平和裏に暮らしながら、広い地域にあった似たような集落の人たちと交流をしていたことを聞くと、Y君ではないが、ダーウィンの進化論に疑問を感じざるを得ない。

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