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雑感日記

アメリカのスポーツ教育システムについて 私見 

2018年08月04日 外部ブログ記事
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★昨日のブログのコメントに三木の臼杵孝之さんから、
『アメリカの「スポーツ育成システム」が、気になります。またの機会でも結構ですのでご教授願い致します。とのコメントを頂いたので、私が感じている『アメリカの青少年を育てるスポーツシステム』について纏めてみたい。
 二人の孫たちは次男が大学4回生、末弟は高校生で二人ともサッカーをしていて『プロを目指す』と言って憚らない。『プロなど?』と思っていたが、どうもプロの道を進みそうなのである。
 二人は次男は小学4年生の頃、末弟は幼稚園児の頃アメリカに渡って、当時は単なるデブ、次男は日本でサッカーをしていたが、『リフテイングが5回出来た』と喜んでいたレベルだし、末弟は日本の温泉に連れて行くと周りの人から『相撲取になればいい』と言われるほど大きくて肥えていた単なる「デブの兄弟」だったのである。
もし日本にそのままいたら、とてもプロを目指す『サッカー選手』などにはなっていないと思うのである。
ここまで成長したのは、本人の努力もあるが、そのベースは『個人を育てる・アメリカのスポーツシステム』のお蔭だと思っているのである。
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★そんなアメリカの『個人を育てる・スポーツシステム』について以下箇条書きで思うところを並べてみたい。
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● 基本的に『チームの勝ち負けもあるが、個人を育てる仕組み』が子供の頃から大学まで、完成している。その個人の育て方も各人の目指すレベルごとに出来上がっていると言えるのではなかろうか?
● 高校の中にもスポーツクラブはあるが、それは日本の運動部とは全く異なる『愛好者の集まり』である。大学でもトップレベルの大学とそれ以下の大学ではちょっと違っているようである。
● 18・19歳までの大学に入学するまでは、年齢ごとのチームが各地に沢山あってそのチームに参加する。
● サッカーの場合は1チーム15人ぐらいまでで、そんなチームがレベルごとにいっぱいあるが基本的に補欠はいない。
● その最もレベルの高いチームが、US Development?Academyという全米の公認チームで、全米で50ぐらいの組織である。
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●この組織に参加している個人は、将来プロを目指そうとする全米のトップレベルの選手たちで構成されていて、如何にもアメリカらしく子供の頃から『そんな夢』を持ってプレーしているのである。
● そのカリフォルニアの組織が Strikers FC http://strk.ussoccerda.com/home.php でこのチームも年齢別に15人ぐらいなので、なかなか入ることがムツカシイのである。
● 次男は最初に、入団を希望したら『デブはダメ』と言われて入団するまで2年間減量してやっと参加出来たのである。
● Strikers FC のコーチの人たちは元プロの有名選手が本格的に育成に当たっていて、毎週4日ほど2時間の練習と週末には周辺地域のUS Development?Academyとの試合がリーグ戦形式で行われている。
● Strikers FC に参加すると会費は取られるし、試合の遠征費などの飛行機賃なども自己負担だから結構金は掛かるし、毎週の練習にも遠い人は2時間もかけてやってくるので、親はその送り迎えや経済的な負担も大変なのである。
● ただ練習グランドなどは非常に整備されていて、そんな中でのサッカーがコドモの頃からできるのがアメリカである。
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● 試合は US Development?Academyが全てビデオに撮ってくれるので自分のプレイを確りと見ることができるし、全米の記録が整理されていて、次男なども得点ランクで全米のトップテン内に入っていたこともある。
● 1チーム15人ほどだから、補欠はいないと言った方がいい。全員が試合に参加するシステムになっていて、チームの成績もさることながら、個人の育成が主たる目的となっている。
● US Development?Academy のチームは年に1回フロリダで全国大会のようなリーグ戦が開催され、そこには大学やプロのスカウトたちが集まって、優秀選手を物色するのである。
● 大学のサッカーチームは、これは日本とは全くそのシステムが異なっていて、すべて大学のサッカーチームは、推薦選手のみで構成されていて、個人が仮に入部を希望してもそれは受け入れられないのである。
● 各学年の大学の推薦選手は5・6名なので大学のチームは20人ちょっとで、日本のように100人もいるということはない。
● その推薦選手は全てUS Development?Academyのチームからで、この組織に入っていないと大学のサッカー選手にはなれないのである。大学の場合は、授業料に匹敵する金額が推薦選手に支払われ、各選手はその支給金の中で授業料を払い一部生活費に充てたりするのである。そういう意味ではプロのような生活で、スパイクなども無償支給だし遠征も最高級ホテルに宿泊など優遇されている。
● 大学のサッカー部の選手たちの大半はプロを目指せるだけのレベルで大学の試合は全てテレビ中継されているし、いろんな報道でも記事になったりするのである。
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● 次男の場合は昨シーズンチームの得点王になったりして、このように報道写真に使われたりする。今はBerkeley の4回生で、Berkeley 自体が優秀校で、サッカーはプロ並みの施設や環境や支給金で優遇されてはいるのだが、大学の授業はこれはまた全然別で単位が取れない限り『卒業できない』しその水準はなかなか厳しいようで、結構ちゃんと勉強しているようである。
● アメリカの大学の授業料は日本と違って年300万から600万円と非常に高いので推薦選手にならない限りなかなか大学にも行けないのである。ただ優秀な大学には優秀な選手が集まるので、サッカーの全米王者は3年連続であのスタンフォード大学で、昨年のリーグ戦はBerkeley が2位だったので、日本のような『スポーツ大学』とは全く違っている。
● 選手を育てる仕組みはこのように出来上がってはいるが、仮に推薦選手で入学しても最初は授業料が払える金額の支出があるが、サッカー部の中での活動がもう一つだと支給額が減らされてしまうので、大学を辞めねばならぬことになるようで、その辺は非常の厳しい世界のようである。
● 末弟は次男と違ってキーパーだが、高校は来年度まで2シーズン残しているのだが、既にサンデイエゴ大学への推薦入学を決めたようである。スタンフォードからもオファーはあったようだが、いろいろあってサンデイエゴ大学に決めたとか。
● アメリカの大学リーグは『個人を育てる仕組み』がルールの中にも生かされていて、バスケットのように『選手の出し入れ』が出来るので戦況に応じて選手が入れ替わり、必ずしも主力選手だけで戦うわけではないのだが、キーパーだけは殆ど代わらないので、早い段階から試合に出ようと思ったらなかなかムツカシイ判断のようである。
● 末弟が相撲取からこんなにスマートなキーパーになったのは、小学生時代からメキシコ代表のキーパーの個人指導をずっと受けてきたのが大きい。1時間6000円ぐらいだが、金さえ払えばだれでもそんな有名キーパーの指導が受けられたのが幸いしたと言えるのではないか。そういう意味でもそんなシステムが出来上がっていて、別にこのキーパーは子供相手の指導者ではなく、現在はStrikers FC のキーパーコーチでもある。末弟に対して非常に熱心にコーチしてくれるのは、末弟が成功すれば「自分が育てた」と言えるところがまたアメリカらしいのである。
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 ★ このようにアメリカのスポーツ指導は、プロなどのトップレベルを目指す人たちと『スポーツを楽しむ』人たちとでは、全然異なるアプロ―チだが、その底辺には『個人を育てるシステム』が既に完成していて、特に大学のスポーツ選手の環境は素晴らしいものがある。各大学の各競技のスタジアムなど、特にアメフトのスタジアムなどこれが大学の施設かとびっくりしてしまうし、サッカーもすべて独自のスタジアムを持っているのである。
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