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雑感日記
ナイジェリア 出張
2018年06月03日
テーマ:テーマ無し
★先日、どこかのテレビで『ナイジェリア』を特集していた。
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ナイジェリアはアフリカのこんなところに位置し、その人口と経済規模から「アフリカの巨人」と称されることが多い。
人口はおよそ1億8400万人でアフリカでは最大である。
海外に行かれる方も昨今は多いのだが、ナイジェリアなどに行かれた方は少ないのでは?
★私は1976年から78年当時、カワサキの開発途上国関係を担当していて、当時のイランにもナイジェリアにも行ったことがある。
イランは未だ王政時代で二輪各社も進出していたし、カワサキも工場を持っていて、そこに一人で出向していたのが佐伯達彦元川重副社長で、テヘランには日商と一緒に事務所があって岩崎茂樹くんが行っていたのである。
イランの数字が1,2、3、4ではなくて独特のペルシャ数字だったのも、回教文化にもビックリしたが、ナイジェリアもびっくりした。
これらの国に比べるとタイやインドネシアは日本人が行ってもそんなに驚かされるようなことのない国なのである。
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★当時アフリカのナイジェリアに手を出しかけたのはカワサキだけだったかも知れない。
なぜそんなことになったのかは、よく覚えていないのだが、駐在員を一人置いて、イギリスのリバプールに本社のある英国企業との合弁で進めるべく、私はリバプールにも行ったし、そのあとナイジェリアのラゴスも訪れたのである。イランのようなCKDではなく二輪の輸出が出来たような気もする。
その辺の記憶の不確かさは、なぜだろう? 曲がりなりにも当時の私は開発途上国の担当責任者であったのだが・・・
多分カワサキの方でも、カワサキがナイジェリアに進出を図ったことなど、ご存知の方は少ないだろうし、ナイジェリアに足を踏み入れたのは確か私を含めて4人だけだと思うのである。
★私も、結構無頓着にいろんなことを経験するのだが、この出張が現役時代でも一番大変だったのを思い出すのである。
● 出張した当時は課長ではあったが、単独行動だった。
● リバプールの英国企業本社も一人で訪れたが、『リバプールなまりの英語』が解らずに、半分筆談になった。
● ロンドンに戻って、ラゴス行きの飛行機を探したが、そんなフライトがないのである。ロンドン市内にはヒースロー空港のほかにガトウイック空港があることなど全く知らなくて、タクシーを飛ばしてやっと間に合ったのである。ロンドンに5つも空港があることなどご存じだろうか? 多分殆どの方がご存じなのはヒースロー空港だけだと思う。
ラゴスの空港からは、名前を失念してしまったが駐在員の方との一緒の行動だったから何の問題もなかったが、ナイジェリアならではの経験をいっぱいしたのである。
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今でもマラニア蚊がいて、ナイジェリアに行くには日本でマラニアの予防注射が必要である。
先日のテレビの方も言っていたが今は予防注射のほかに毎日薬も飲むそうである。
どんな国か?と思われるだろうが、首都ラゴスは結構な大都会で、私もテニスコートのついているような立派なホテルに泊めて頂いたので蚊などはいなかったが、何となく気持ちが悪かった。
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これは今のラゴスだが、当時も結構立派な大都会である。
ホテルで駐在員の方とテニスを楽しんだが、ボールボーイ付きのテニスをしたのは最初で最後だった。
食事も立派だったし、ラゴスでは何の問題もなかったのである。
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ただ、当時から大渋滞で、車は日によって走れる車は偶数か奇数かのどちらかのナンバーなので、毎日乗るには2台の車が当時も必要だった。
地方にも出かけたが一歩ラゴスを出るとまさにナイジェリアで、様相は一変するのである。
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兎に角、人が多いし子供が多いのである。
英語は通じるので『何歳か?』『結婚してるか?』『こどもは何人か?』と聞くので『二人』と答えると『なぜ二人だ???』と不思議そうに仰るのである。
今はどうか解らぬが、当時は『避妊の方法』など全く解っていないようで『こどもが二人』などは想像外のことのようだった。ホントに子どもいっぱいなのである。
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★ 世界は広くていろんな人がいる。
日本人は常に自分の方からの目線で、日本と違う風習などに出会うと直ぐに『おかしい』とか『変だ』と言ったりするのだが、日本人は世界で1億人だし、ナイジェリアだけでも日本人の倍ほどいるのだし、回教徒に至っては25億人もいるのだから、先方から見ると、日本人の発想の方がおかしいと思うのかも知れないのである。
昔々の懐かしいナイジェリアをテレビ放送で思い出したのである。
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