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昭和2年生まれの航海日誌

豆腐と三日月 

2018年02月22日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


  澄み切った寒空に細い綺麗な三日月さんが輝いていた。
  日本海方面で雪を降らせた風はすっかり湿気を落として
 大阪平野に流れ込んでいる、寒い。

  晩酌は高く不味い焼酎になってしまっている。。
  水分、塩分に続いて、とうとう最近では糖分がやり玉に
 挙げられてしまった格好だ。

  今夜は、寒いしい好きな日本酒といくぞ。
  アテは湯豆腐でいいだろう
 鰹節に生姜を載せればそれでよし。

  熱い豆腐を頂いているうちに、先ほどの三日月さんが
 頭に浮かんできた。

  子供の頃、三日月が出ると、祖母は豆腐を盆に載せ
 空を見上げて拝んでいた。

  「どうして、そんなことをするの」
  「子供が引きつけてをしないようにお祈りするのさ」
 豆腐屋さんも心得たもので、その日には必ず売りに
 きた。
  戦火が厳しくなり、大陸からの大豆が移入されなく
 なり、豆腐や揚げが得られなくなり、その風習は途絶えた。

  あれから、ゆうに半世紀を過ごしたが、湯豆腐の
 湯けむりの中から、あの光景を思い出す。

  三日月さん、祖母、四角い大きな豆腐。
  あれで、農村では恰好な御馳走だった。
 今夜も美味かった
  
  

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