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二の替月日記(8)... 

2018年02月12日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し






















連日のピョンチャン・オリンピックの室外競技の酷さが報じられている.
何が酷いって,競技者を無視した自然環境下での競技.
スノーボードでの突風,地吹雪などの風による競技者への影響を見ていると安全面を軽視した会場選定ではないかと疑わせる.








    Leica M10+DJ-Optical 7artisans 50MMF1.1









選手の対応力を遙かに上回る過酷な気象条件で次々とトップ選手達がコケていくのを目の当たりにすると,なおさらその感が強まる.
元フィギュアスケート選手の鈴木明子氏が「変化する環境への対応力が求められる」なんて通り一遍の現場選手に対する愛情のないコメントを言っていた.環境の整えられた室内しか経験の無い元競技者がよくそのようなコメントを言えるものだなぁと思った次第.フィギュアスケートじゃぁ死ぬようなことはまずないからな.







本日の一枚は,オンデマンドCD-R.
オンデマンドCDとは,カタログ上にはあるが在庫を持たずに注文を受けてからマスターテープからCD-Rに焼き付けて販売するスタイルのCD.マイナーな音楽工房がやっているが,メジャーでも行っているところもある.今回のは,日本コロンビアのアイテムである.

原信夫とシャープス&フラッツ / 銀座ブルース -鈴木道明作品集- (Nippon Columbia,CORR-11175.旧アルバム品番号: JPS-5091)

一聴,その音の新鮮さに驚嘆.
これが1966年に録音されたのか!?と思うほどの録りたてホヤホヤの音だ.
ビッグバンドの音の重層的出音が混濁無く気持ちよくスカッと聴かせてくれる.奥行きはそこまででもないが,横方向への音場感や金管楽器の艶やかさ,輝きが分離良く捉えられている.この基となるLPのマザー・テープは,オリジナルレコードの説明書に記してあるコロムビアのSuper Stereo Sonic Recording(SSS)と呼ばれる録音システムで音録りをして作製される.いまでは常識となったやり方だが,当時としては最新鋭のやり方だろう.マイクロフォンはノイマン,RCAなどのコンデンサー型を使用.マルチポイントにマイクを配置する.集音され電気信号に変換された音は,コロムビアModel-777と呼ばれるコンソールでプログラムイコライザー,バルティックイコライザー,リミッター,バンンドパスフィルターなどにより整音される.
このマザーから作製用マスターが作られデジタルマスターを作製しCD-Rへと記録される.
このCD-Rの音を一度聴いていただきたい.\'2,500ほど.

鈴木道明(すずきどうめい)氏は,ラジオ東京(現TBS)でブロデューサー,ディレクターとしていろいろな番組を担当しており,TBSでは編成局次長や第二演出部長の要職に就いていた.そのうち作曲家しての才も現れ,歌手に曲を提供するようになってきたという.2015年没.







鈴木道明氏というと,「ワン・レイニー・ナイト・イン・トーキョー事件」が思い出される.1963年に発表された鈴木氏作詞,作曲の歌謡曲「ワン・レイニーナイト・イン・トーキョー」がハリー・ウォーレンが作曲した「夢破れし並木道(Boulevard of Broken Dreams)」に依拠しているかどうかが争われた事件である.この訴訟判決では,"「偶然の暗合」は著作権侵害にはならない”とはっきりと示されその後のこの分野の判例となった.また,音楽作品における「剽窃」の要件が楽理的な同一性と依拠性の二点であることも示された.
氏は,1940年のあの幻の東京オリンピックの代表候補選手でもあった.

演奏の原信夫とシャープス&フラッツは,もともと横浜の進駐軍クラブに出演していた「ムーンライトバンド」が前身で,1951年に発足.当時のバンドは既製のアレンジを使って演奏していたが,原は守安祥太郎の書いたバップアレンジの楽譜を用いてダンスバンドから純粋に鑑賞に堪えるステージバンドへと変身させて一世を風靡した.その後,山屋清,前田憲男ら当時新進のアレンジャーを加えて確固たるジャズビックバンドに育てた.2010年2月11日の浜松市のラスト・コンサートで最後を迎えた.ファイナルコンサート中には,「天皇皇后両陛下御成婚50年及び天皇陛下御即位20年奉祝行事」にも出演.
ジャズだけでは喰っていけないので,歌謡曲のバックバンドとして各地を廻り,1980年代まではTVの歌謡番組にはビックバンドが生出演していたのでその姿を見るのもしばしばだった.

本CD-Rは,鈴木道明氏の作曲した作品から12曲を収録.
いずれもムード歌謡と呼ばれるジャンルの作品で,近年このジャンルがTVなどでも取り上げられる機会が増えている.
どれもジャージーに仕上げられた演奏で歌謡曲を色眼鏡で見る向きにもお薦め.

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