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釣り師カッチャン

68冊読破! 

2017年11月24日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


68冊目は  吉村 昭 さんの 「海の史劇」 です。  内容・・・・・・・・ 祖国の興廃をこの一戦に賭けて、世界注視のうちに歴史が決定される。ロジェストヴェンスキー提督が、ロシアの大艦隊をひきいて長征に向う圧倒的な場面に始まり、連合艦隊司令長官東郷平八郎の死で終る、名高い「日本海海戦」の劇的な全貌。ロシア側の秘匿資料を初めて採り入れ、七カ月に及ぶ大回航の苦心と、迎え撃つ日本側の態度、海戦の詳細等々を克明に描いた空前の記録文学 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 司馬遼太郎の名作「坂の上の雲」を読んだから同じ様な作品をもういいと敬遠する人もいるらしいが、この史劇は「坂の上の雲」を読んだ読者にも十分楽しめる。秋山兄弟を中心にまとめている坂の上とバルチック艦隊のロジェストヴェンスキー提督を中心にまとめている点で視点が違う。各主人公のイメージも激変する。よくあんな状況でバルチック大艦隊を日本海まで引っ張ってこれたと同情してしまう。 史劇は2度目の読破だがやはり緻密な裏付けのある読み物だと思う。吉村流の緻密さで勝利と敗戦運不運は紙一重の表現やその中に戦争の悲惨さを十分感じさせる小説だ。203高地の戦いの上官の頑固でわが身大事の指揮や命令1つで死を受け入れねばならぬる兵士の悲惨さ、指揮官一人で全面的に状況が変わる戦況の恐ろしさがふつふつと感じられる記録文学。 震えながら読み進める場面も多くあり読後もその余韻に浸っています。    

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