メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

昭和2年生まれの航海日誌

桜に転勤 新社員入学者たち(2) 

2011年03月28日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し




     降りてきたエレベーターには解体された机や古畳が
    積まれ、一人の男が立っていた。挨拶を交わす若者
    である。

     「転勤ですか」と云うと、
     「はあー、そうです」と笑って答えた。
     「何処へ」とは聞き過ぎで、口を噤んだ。

     転勤には栄転もあるが、自分を引き合いに出すと
    左遷と思われるものが、少なくはないからであった。

     赴任、着任する者があると、歓送迎会が花見を兼ね
    催されたものである。

     上に咲くのも桜なら、下にさくのも桜、だが、赴任し
    ていく者の停滞した気分には、散り果てていく花弁は
    一層堪えてくる。

     昔、貧乏長屋に住んでいても、熊さん八さんを先頭
    に総勢で楽しんだような花見はできない。

     今、そんな悠長な構えをしていたら、自分一人だ
    けが天罰を喰らうことになってしまう。

     3月10日、「東京大空襲に梅と桜」をよせたが、翌日
    が東北関東大震災だった。

     国を挙げての大震災、何一つ復興に容易なものは
    ない。そればかりか 放射線の恐怖は海に山に遠くに
    波及した。

     被災地以外の地域でも、想定とおり国民の 生活
    を不安に脅かしている。

     そんな中でも、新入社員、新入学者の精神的ケア
    に、ふと気がついた。    

>>元の記事・続きはこちら(外部のサイトに移動します)





この記事はナビトモではコメントを受け付けておりません

PR





掲載されている画像

    もっと見る

上部へ