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釣り師カッチャン

9冊読破です。 

2017年02月20日 外部ブログ記事
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やっと九冊目の読破です。 辻原登  さんの  「韃靼の馬」  です。     2011年の「司馬遼太郎」賞の傑作です。  内容・・・・・・・・  対朝鮮貿易を取りしきる対馬藩危機存亡のとき、窮余の一策として浮上したのが、伝説の汗血馬を馬将軍吉宗に献上しようという策だった。その使命を帯びたのは…。かつて朝鮮通信使の警固を務め、藩と幕府を救った若き藩士がいた。文武に秀で外国語に堪能で、消えゆく神代文字が読める若者がいた―。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  今回読破の著書も過去の事件・騒動を取材した歴史長編小説です。柳川事件。朝鮮と日本の外交に板挟みになる対馬藩が起こした、外交文書改竄にからんだお家騒動。3代将軍家光が直々に対馬藩主と家臣の争いを裁いたこの事件は歴史的事実。この小説はこの柳川事件から30年以上経って、その子孫たちを登場人物にした小説。 この小説家の博学な知識と舞台設定や登場人物間の因縁の面白さでなかなか読者を飽きさせない一気読みさせる一冊でした。 幕府が貿易収支改善のために朝鮮ニンジンの栽培の秘密を探ることや、銀取引のために使われる銀の路情報に関してのスパイ小説のような一面や優秀な諜報家が情報収集でギブアンドテイクを行って2重スパイに陥っていく主人。対馬藩の存続を守るため、また自分に情報を提供してくれた朝鮮側のスパイを守るため、朝鮮使節団の軍令官を殺してしまう・・・・・。前半ではなぜ『韃靼の馬』というタイトルなのかわからないが、後半は対馬藩の存亡をかけて韃靼の馬を大陸に探しに行くストーリーが描かれ前半で出来た因縁が伏線になっていて、それがしっかり後半に結び付いており長編でも話にぐいぐい引き込まれる。 主人公が歴史に翻弄される悲哀のストーリーという面と爽やかスーパーマンと両面描かれているのが司馬遼太郎タイプ。中身はモンゴル帝国の世界統一の記述とか、料理の話とかいろんな話題が書かれており嫌味でない博覧強記ぶりが一気に読破することとになった。  この作者の小説は又他のものも読んでみたいとメモをとった。   飽かせずに一気読みまで引き込む歴史長編小説の読後感は「面白かった!」の一言。  今回も「至福の時間」十分に味わいました。満足・感謝・・・・・。   

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