つれづれに

ひばりに恋して 2 

2016年12月15日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

 最近ハマっている歌「芸道一代」

♪(1)命ひとすじ 芸一筋で 勝つか負けるか
   やるだけやるさ 女黒髪キリリと噛んで
   仰ぐおぼろの 仰ぐおぼろの月の色 月の色
 
 私ごときが論ずるのは気が引けるが、これほど
 ひばりの生きざまを端的に、そして見事に詠った
 曲にはただ々敬服するのみだ。

 私も彼女の歌は好んで歌うが、最近出遇ってからカラ オケに行く
 たびにこれを歌う。
 作詞家は山ほどある中で、西條八十さんのこの詩は本 当に
 すごいとしか言いようがない。
 簡潔にズバリと彼女の歌人生を表す。
 毎月山ほど発売される昨今の新曲の中には、失礼だが
 その辺の中学生にも書けそうな歌詞を時折目にする。
 おしかりを受けそうだが、これが私の率直な印象だ。

♪(2)女ひとりで生き抜くからは 踏まれ蹴られは
   覚悟の前よ 姿見せずに鳴くホトトギス
   女心を 女心を誰が知ろう 誰が知ろう 

 ひばりの生きざまを、山蔭で懸命に己を示す
 ホトトギスのけなげな鳴き声と重ねて、見事に詠い上 げる詩は、計算
 し尽くされた名人の打つ駒の一手のように聴く者の心を打つ。

♪(3)小粒ながらもひばりの鳥は 鳴いて元気に
   青空昇る 麦の畑の小さな巣には
   私見ている 私見ている母がある 母がある

山本丈晴氏に成る曲は、捧げる相手のひばりを意識して
 いかにも勇壮・華麗で、美しいロングドレスで歌う彼女の気を高揚させるに十分な品格を備えている。
 私も好んで「ひばり」を歌うが、それは彼女の曲が聴く人に、現実と離れた世界に浸る心地をもたらすような歌だから。まるでパチンコで大当たりに遭遇するような心地にさせてくれるようだからだ。



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