つれづれに

北海道の旅 

2016年11月19日 ナビトモブログ記事
テーマ:旅日記 

 第12日 富良野 
朝ホテルを出て市内を走っていると、旭川道の駅があった。たくさんの大型キャンピングカーも夜を明かしたようだ。途中の小さなパーキングに止まり、お湯を沸かしてコーヒーを入れ、サンドイッチ・昨夜もらったゆで卵でモーニング。
北海道の道路は本州と違い、小さなパーキングが結構多い。冬季チェーン脱着のためだろう。 
富良野には⒑時過ぎ到着。紫色のラベンダーの見頃にはまだ3週間ほど早い。走りながらそんな畑を探すが、なかなか難しい。ガイドブックでは、紫・黄・緑・白・赤などの美しい花々を、まるで虹の帯のように植えられた広い畑の写真が目を引く。あれは観光客を引き寄せるために観光農園が作った仕掛けで、富良野の畑が全部そうなっている訳ではない。
ガイドブックに美しい写真と農場名・住所・電話番号まで載っているが、カーナビを使っても、とても畑など探せるわけはない。バスツアーなら話は別だが。でも物は試しとカーナビにまかせたら、少しだけまごついたものの、近くの立派な展望台付きの観光農園へ案内してくれた。バスで来た客も、焼きトウモロコシ・ジャガバター・メロンジュースなどを手にしてはしゃいでいる。でもここではラベンダー畑を見ることはできなかった。
走っていて、ガイドブックにあった農場の看板が目についた。ちゃんとラベンダーの文字も書いてある。看板をたどって走ると、そこはこのあたりでは有名な観光農園だ。広い駐車場にはバスが10台以上、マイカーの数はどれほどだか見当もつかない。ガードマンが車の整理に汗だくで頑張っていた。広い敷地に花畑・土産物店・休憩所・喫茶コーナーまで配置した農園だ。ここまでくると普通の観光農園とは言えない。客でごった返していて、花の写真を撮るのも一苦労だった。ここで咲いている花々は混み合う客がたてる土ホコリで、心なしか灰色がかって見えたのは私だけか?私も汗をかきながらカメラの三脚を手に動き回った。ここでも中国語がやかましい。
帯広へ向けて出発したのだが、のどの渇きに気づき大型スーパーに立ち寄り一息入れることに。店内の財布を売るコーナーで店員と言葉を交わす。「実は稚内で財布のファスナーについたリングがとれてしまったので、輪っかのついた財布はない?」輪っかない?稚内?ここで店員がくすくすと笑い出した。この北の地でも「輪っか」がわかるのか?
道中の車の中で考えたダジャレが、狙い通りに受けてニンマリ。帯広へ向かっているが北海道はさすがに大きい。日暮れが迫るが街にはとても着きそうもない。
道の駅をあきらめて途中のパーキングに車を止める。広いがチェーン脱着場なので他に車はいない。
キタキツネの散歩でも期待しながらここで朝を待つとするか。



拍手する


コメントをするにはログインが必要です

PR







上部へ