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2016年09月06日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し











雑誌「DigiFi」No.23に,ノルウェーのオスロにある「2L」(Lindberg Lyd AS)レーベルによるハイレゾ・サンプラーDVDが付録でついていた.
DXD (Digital eXtreme Definition ) 352.8kHz/24bit Flac による音源と,オーディオ・メーカーのメリディアンが提唱するMQA(オーディオ折り紙とも言われるとか)と呼ばれるロスレス圧縮技術で同一音源をエンコードしコンパクトにしたファイルが入っていて,音を比較できるDVDサンプラーである.ちょっと面白い.
DXD の欠点であるばかでかい容量問題を解決するために考案したMQAの実力が分かるというもの.
352.8kHz/24bit の音源は,恥ずかしながらまだ聴いていなかったのでちょうどよかった.

もちろん,DACのデジタル入力が192kHz 迄の場合にはネイティブの352.8kHz での再生はできない.ダウンコンバートされて192kHz などで再生されるものと思う.また,MQAデコーダーが備わっていないとMQAファイルは44.1kHz/24bit音源として認識される.













小生の M-DAC+ は,384kHz/32bitまでの入力ができるのでそのままの音が聴けるが,残念ながらMQAデコーダーは装備してないので,44.1kHz再生となる(JRMC22で384kHzへアップサンプリングはできる).

試聴してみると,例えばソプラノの Berllza Crudel が歌う ビバルディ の Recitative and Aria from Cantata RV 679, "Che giova il sospirar, povero core" はとりわけ印象に残った.
192kHz より明らかに見通しの良い,演奏として聴くことができる.立ち上がり,音の消え方,音場,解像感など気持ちよい.一皮むけたようにも聞こえる.
DSD という選択肢もあるが,どうも小生にはPCM系の方がしっくりくる.なので,DXD 352.8kHz は魅力がある.どうもDSDとは相性が悪いようだ.

MQAエンコードでは,同じ楽曲が flac 192kHz/24bit の1/3のサイズで DXD 352.8kHz/24bitフォーマットのまま納まるとされる.つまり,たくさんの楽曲が,しかもこの技術により時間軸情報の劣化が改善された高音質で提供されるといわれている.MQAデコーダーがないので,音の評価はできなかった.
ただ,実際にサンプルDVDの楽曲のサイズを覗いてみると,モーツァルト / ヴァイオリン協奏曲第4番第1楽章がエンコード前が739,494kB,MQAで95,178kBとなっている.

さて,未だに一般的ではない DXD フォーマットがMQAエンコードという武器を手に入れて,その素晴らしい音をハイレゾファンに浸透させることができるだろうか.MQAデコーダーをVHS並に完全開放させることができるか否かが決め手になりそうだ.

MQAエンコードされた楽曲とネイティブ352.8kHzや,それ以下のサンプリング周波数との比較試聴サイトが「2L」レーベルに置いてある.
DXD 入力機能のある DAC をお持ちで,興味ある方はこちらへどうぞ.

蛇足:
・DXDと呼ばれる352.8kHz形式はもともとSACDを製作するためのフォーマットとして誕生した
・SACDのDSDは基本的に編集が出来ない.編集のためにPCMに変換すると超高域ノイズが増加する
・このためマイケル・ビショップ(かつてのテラークのエンジニア)などはレコーディングとマスタ リングとを同時に行い,変換を避けてSACDを製作していた.
・DXDの欠点はファイル容量が大きいこと.10分程度の曲で1GBくらいになる

ファイル容量がでかいことが足かせになっているのを,MQA 技術で突破しようとしているわけである.

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