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東芝「原発失敗」「国際会計基準」で処理 

2016年06月07日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



東芝「原発失敗」頬っかむり

原発事業資産を減損処理しながら収益計画に変更なし
責任逃れ極まる決算操作
FACTA6月号記事参考&引用(真相が記載されている雑誌で私の愛読書です)














東芝(ネットより引用)

東芝は、原子力事業の「のれん」の約8割減損処理する
米原発製造会社ウェスチッグハウスを超高値で買い、多額ののれんを纏った
金の卵を産むニワトり「東芝メディカルシステムズ」をキヤノンに約7000億円で買ってもらい処理した
原発が売れないウェスチングハウスののれんが東芝の連結決算貸借対照表の資産の部に計上されている姿は異常だった
これが8割減となるわけだから、東芝は財務上最大の懸案事項を片付けたと歓迎する向きは多いことだろう
東芝の室町正志社長は「原子力事業の事業性に大きな変化はなく、将来計画に重要な変更はない」と述べた
福島原発事故で、世界の原発画はさらに大きく狂ってきている
東芝は、決して原子力事業が予定通りの収益を上げられなくなったからのれんを処理したわけでないと言い張るのだ。

のれんとは?
企業買収の際に生じる、買収額と被買収会社(ウエスチングハウス)の純資産額との差額プレミアムです
買収会社(東芝)の連結財務諸表に資産として計上される
転売不能な擬似資産なので、日本の会計基準だと20年以内に毎年一定額ずつ償却することになっている
東芝が使う米国会計基準ではその義務はない
東芝がウェスチングハウスの将来稼ぎだす収益計画を変更したうえで、2,600億円以上引き下げたのではない
東芝は、原子力事業の収益計画を変えないままのれんを8割減らした

微罪で謝り「大罪」隠す
収益計画を下方修正しないので東芝はウエスチングハウス買収が失敗だったと言う必要はない
のれんの減損処理は、被買収会社の収益力を読み違えてしまったという経営陣の深い反省のもとに行われる
東芝経営陣は微罪に過ぎない「期ずれ」不正会計問題で最大限に頭を下げる
ウェスチングハウスの高値掴みとである経営の失敗については頬っかむりしたまま騒動に幕を降ろせるというわけだ
毎年違う「減損回避術」で、経営責任を回避できてしまう会計基準は、企業にとって適切な会計基準と言えるだろうか?
どの企業の経営者も、見込み違いの企業を買収して損失を被っても、その失敗の責任は一切取らなくて済むことになるのでは?

今回の事例を振り返る
東芝は、純資産額2456億円のウェスチングハウスを6476億円で買収した
差額プレミアムは4011億円
東芝は、このうち503億円を無形固定資産、3508億円をのれんとして貸借対照表の資産の部に計上した
福島原発事故が起きると、ウェスチングハウスは、762億円の減損に追い込まれた
親会社の東芝は本来なら連結財務諸表にこの減損処理を反映させるのが必要だ
ウェスチングハウスの4事業を合体した減損テストを実施
結果ウエスチングハウス全体の公正価値は帳簿価格を上回っているとして減損を回避した

無謀な買収、企業統治も崩壊
従来、ウェスチングハウスの事業を東芝本体の原子力事業と合体してのれんの減損は認識されないとした
15年度は一転、ウェスチングハウスの収益計画を見直さないまま、のれんを8割減損した
東芝がのれんの定額償却義務のない米国会計基準を適用しているからにほかならない

東芝が使った子会社が減損処理をグルーピングを合体させる方法
ソフトバンクも米携帯電話通信子会社スプリントが減損を出した時に使った
近年、のれんの定額償却義務のない「国際会計基準」を適用する会社の中で、大型買収を繰り返す会社が増えている
のれんが纏い放題だからと無謀な買収を繰り返したあげく、経営責任を回避するためにのれんを巧みに操る決算処理
会計基準を司る金融庁は日本企業の統治能力改善のために腰を上げなければならない

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