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行雲流水
和歌と庭園
2015年11月08日
テーマ:テーマ無し
六義園の和歌と庭園についてのレクチャーとガイドツアーに参加してきた。
あいにくの雨だったが、雨で木々の葉は色濃くなり、それはそれでよい。
しかし、かなり足下が悪くて、
石の階段など滑って、結構ひやりとした。
六義園はきわめて珍しい庭園で、万葉集にうたわれた和歌山の八十八景を写した庭園となっている。
レクチャーでは、その和歌山の詠われたもとの景色を歌と対照させつつスライドで見せて頂いた。
園内を回るときは、そのコピーを見ては、オリジナルの風景を頭に思い浮かべるというわけ。
庭の各所にはその句碑もあり、道や橋には歌に因んだ名前が付けられている。
私は、今年は古今和歌集を読んでいたのだけれど、
その真名序の一節が六義園という名前の由来だったのだ。
持って行ったおにぎりを食べる場所がなく、園内の人が茶室を開けてくれて、一番景色のよい場所を、しかもぬくぬくと暖房の効いた室内で、この園のもとの持ち主、柳沢吉保が見たのと同じ角度で見ることができた。
雨だから視界には他の客も入らず、大名気分で景色を独占した。
この間の根津美術館といい、天気の悪い日は、必ず、神様がその埋め合わせに素敵なプレゼントをしてくれる気がする。
おまけに、そこで一緒にご飯を食べた人も庭がマニアックに好きな人で、すっかり仲良くなってアドレス交換した。
あと、通訳ガイドをやっている人や華道の先生ともお話しできて、ガイドの方からはガイドとして大事なことをお聞かせいただいたり、ためになる話をたくさん聞けた。
レクチャー以外の副産物もたくさんあって、
悪天候だったけど、参加した甲斐があった!
あと帰りにその近辺で昔からやっている美味しいケーキ屋さんでシュークリーム買って帰った。
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