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心 どまり
お線香の香
2015年09月22日
テーマ:トリビア
お彼岸に入りまして、爽やかな快晴の、秋日和の日々が続いています。お墓参りには絶好のお天気ですね!
明日は、私達もお墓の梯子です。仏様に供える為、早起きして6軒分の、蟹ちらし寿司を作ります。
以前は、7軒分作っていましたが、孫の事も可愛がっていてくれていた御近所の老夫婦が、相次いで亡く成りましたので、一軒分少なくなりました。
一軒分でも、少なくなりますのは淋しい事です。
今朝の事です。孫が、起きて来るや否や、
「○○のじいちゃん、ばあちゃんの夢を見たよ!
おばちゃんの運転で来たみたい!」
○○のじいちゃん・ばあちゃんは、孫の父方の祖父母です。おばちゃんは、孫の伯母にあたります。
とても仲の良い御夫婦で、一昨年おばあちゃんが急逝後、おじいちゃんも後を追う様に亡くなりました。
孫の事は、特別可愛かった様子でした。
おじいちゃんは肺気腫を患っていたにも係わらず、酸素ボンベ持参で孫に会いに来てくれていました。車で約二時間も掛かる道のりをです。
おじいちゃんの症状が悪化し、外出が困難になりましてからは、此方から孫の顔を見せに連れて行っていたのですが・・・
お彼岸ですし、嘸かし孫に会いたかったのでしょう!
我が家は新宅ですから仏様はおりませんので、お仏壇は有りません。
其処で、私も娘も流産の経験が有りますし、実家や本家の御先祖様や○○のおじいちゃん・おばあちゃん、それから過去に飼っていたペット達の供養の為に、香炉に灰を入れ、お線香をあげています。
因みに、皆様御存知の様にお線香をあげる際、仏様(人)の場合は一本其の儘あげます。しかしワン・ニャン等のペットにお線香をあげる時は、半分に折り二分の一本をあげます。
此れは、私が小学生の頃、学校に行っている時以外は、いつも、何をするのも一緒だったワンチャン・エル(L)が亡くなった時に、母が教えてくれた事です。
登校前、そして帰宅後、ランドセルを下すよりも先に、祖母にお線香の火を付けて貰い、庭の隅に作ったお墓にあげておりました。
当時は解りませんでしたが、多分49日が過ぎた頃だったのでしょう。祖母に言われました。
「いつまでも悲しんでいては、Lちゃんは天国に行けないの
よ!きっとまた、生まれ変わって来てくれるわよ!」
○○のおじいちゃん達が、孫に会いに来てくれましたので、早速、5本のお線香を取り、○○のおじいちゃん達と御先祖様、半分に折った一本は、ワンちゃん達に、もう一本はニャンコ達の為に、合わせて6本のお線香をあげました。
お香の香りが好きですので、時々炊きますが、お線香の香も落ち着きますね!最近のお線香は無煙に近いですので、香のみが部屋に立ち込めています。香りに包まれ、お線香の赤い芯を見ておりますと、自然に手が合わさります。
お隣で焼香していた孫が、
「どうして、お線香をあげるの?」
其処で、お線香をあげる意味を調べてみました。
【 出典 日本香堂HP 】
『お線香をお供えする事は、香煙を通じて仏様とお話しすることであると言われています。自分の身を清めたり、仏様の食事といった意味合いもあるようですが、なによりも、よい香りで心を落ち着けて仏様と向き合うことに大きな意味があるといえます。』
【 Yahoo!知恵袋より転記 】
『仏様(お仏壇)にお供えするものの基本は、灯華香飯(とうげこうはん)と言います。
「灯」はともしび=ローソクは仏様の知恵の光を表す。
「華」は花=生き生きと咲く花は仏様の命を味わう。
「香」はお焼香=芳しい香りで清々しくなり、清らかな死後の世界を思い誰にでも分け隔てなく薫るお香は、仏様のお慈悲を感じる事が出来る。
「飯」はお仏飯(おぶっぱん)=ご飯をご本尊にお供えします。日本の場合には特に主食でありますご飯をお供えし、仏様からの恵みに感謝するという意味で供えます。
このお仏壇に供える基本の「灯華香飯」はご本尊の仏様に供えるのではありますが、仏様からの頂き物として私達に対して供えられているのです。
わかりやすい例として、例えばお仏壇にお花をお供えする時、そのお花は私たちが綺麗に見える様にお供えします。仏様はお花の裏側を見ている様な格好になっていますよね。
おローソクにしても、あの明かりと温もりは仏様の為では無く、仏様から私達に対しての頂き物としてローソクに火を付けるのです。
お香も同じ事で、あの芳しい香りで私達が清められ、死後の世界・極楽浄土を感じる為にお焼香をするのです。
つまり全て仏様の為ではなく、私達の為に行う行為なのですね。』
と、記されていました。
「ふ〜ん!なるほどね〜」
理解出来たのかしら?
孫は、神妙な面持ちで手を合わせておりました。
合掌
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懐かしい・・・
文中に以前勤務していた会社名が有り
ふと懐かしく当時を思い出しました
微煙・無煙の線香が増えたのはマンション化や密閉が進んだ住宅事情からでした
香りも年配者〜若い人向け様にと
昔からの香りの抹香〜花の香りへ・・・
古臭いイメージを払拭させるのに苦労したものでした
懐かしい思い出を掘り起こしてくれた事で
コメントさせていただきました v^^)
2015/09/26 09:06:43
よっチャン こんにちは!
お恥ずかしいです。
此方こそお立ち寄りありがとうございます。
よっチャンは、素晴らしい事をなさっていらっ
しゃるのですね!
ブログを拝読させて頂きまして、感心すると共に、
尊敬致してしまいました。
本当にご苦労様です。喜んで頂けると言う事は、
大変ですが、嬉しい事ですね!
コメントをありがとうございました。
2015/09/24 15:26:28
悪官兵衛さん こんにちは!
しっかりとお子様達を、お育てになられたので
すね!
”子供は、親の背を見て育つ”と言います。
悪官兵衛さんの、思いや生きる姿勢が、お子様達
にも引き継がれていますね!
御先祖様を大切にすると言う事は、自分自身を大切
にすると言う事ですものね!
コメントをありがとうございました。
2015/09/24 15:08:02
COSMOSさん こんにちは!
いつもありがとうございます。
『仏様に手を合わせる』と言う事は、自分自身に対
する戒めで有り、しいては律する事なのですね!
私も、お出掛けする前はお線香をあげる事はしません。
危ないですものね!
でも、COSMOSさんの様に手を合わせてから出かけます。
最近は孫も、二礼二拍手してから学校に行きます。
又、最近のお香は手軽で好いですよ!
香も様々 楽しめます。
2015/09/24 14:56:36
プラチナさん こんにちは!
私も、孫に聞かれるまで、お線香をあげる意味など
考えた事も有りませんでした。
まさか、自分自身の為とは思いもよりませんでした。
コメントをありがとうございました。
2015/09/24 14:39:26
お線香の香り
ブログを拝読し、何故か心が落ち着くのが感じられました。手前も、お盆は勿論ですが、先を含めて春夏秋冬、他県にある、お墓へお参りに行きます。子供や孫達も、県外に生活していますが、日日や時間を作りお参りに来てくれます。子供も、孫も続けて行ってくれると思っています。先祖が有って今の自分が有るのですから。
2015/09/23 10:32:40
手を合わせる気持ち
私の息子と娘も出かけるときは仏様に手を合わせてから出かけます。線香は火の気があってあぶないので止めていましたが、今度線香を買ってきて供えてみたいと思います。
2015/09/23 09:26:51