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硫黄島からの手紙 

2015年08月16日 ナビトモブログ記事
テーマ:戦争映画

映画ファンの皆さん、おはようございます!

今日の映画紹介は「硫黄島からの手紙」。
原題は「Letters from Iwo Jima」。
BS日テレで2015年8月16日(日)20:00〜放送
昨日は終戦記念日、戦争映画の紹介が多くなります。
2006年12月に見た時の感想文です。
以前、紹介しているので再掲です。

全国戦没者追悼式で天皇陛下は、
お言葉の中に「さきの大戦に対する深い反省」との
文言を盛り込まれました。戦後70年の節目に対する
陛下の思いが込められていました。

クリント・イーストウッド監督が
『父親たちの星条旗』(Flags of Our Fathers)に続き
日本側の視点から描いた映画。

親米派でありながらアメリカを
最も苦しめた指揮官として知られる
知将・栗林忠道中将が家族に宛てた手紙をまとめた
”「玉砕総指揮官」の絵手紙”を基に、
本土防衛最後の砦として、死を覚悟しながらも
一日でも長く島を守るために
5日で終わるとされた戦いを36日間戦い抜いた
男たちが家族のために届けたかった想いとは…。

激戦地となった硫黄島の説明をすると、
硫黄島は東京から南に約1250キロ、
グアムから北に約1380キロの位置にある
東京都小笠原村に属する硫黄列島3島の中の一つで、
南硫黄島、北硫黄島に挟まれている。

大きさは東西8キロ、南北4キロ。
現在も活動が活発な火山島で、
島内には至る所に温泉があるという。
島で一番の高地は標高169メートルの摺鉢山で、
その山頂に旗を立てたのが「父親たちの星条旗」の
主人公たちである。
山頂からは、小さな硫黄島のすべてが見渡せるという。

物語は2006年の硫黄島で埋めてあった手紙が
発見されることから始まる。
兵士がそれぞれの思いを託して家族宛に書き残した、
届かなかった手紙である。
第二次世界大戦末期の1944年6月に
栗林忠道中将(渡辺謙)が着任する。

"本日付で私は自分の兵が待つ任地へ向かう、
国のために国のために忠義を尽くし
この命を捧げようと決意している。”と。

圧倒的な戦力のアメリカ軍を迎え撃つため、
栗林は島中を張り巡らせた地下要塞の構築を進めて、
米軍の進行に備えるのだった。

画面の色調がモノクロ風で
憂鬱な戦場の感じを良く出していますね。

もう一人の主人公は
若い兵士・西郷陸軍一等兵(二宮和也)でしょう。
彼は愛する妻とささやかなパン屋を営んでいたが、
ある日、
”おめでとうございます、召集令状です。”
”お国のため、精一杯ご奉公してまいります。”と

突然過酷な戦場へ駆り出されて、理不尽な上司に
いびられながら必死に生き延びようとするが‥。
そんな中、妻・花子(裕木奈江)へ届かない手紙を書く。

”もはやこの島は孤立したも同然です。”
”花子、俺たちは掘っている、そこで戦い
そこで死ぬことになる穴を。”
”花子、この手紙が届くことはないだろう。
でもお前と赤ん坊のことが気がかりだ”と。

ついに決戦の時は来た。中将は将兵を前に、
”祖国のため我々は最後の一兵になろうとも
この島で敵を食い止めることが責務である。
生きて再び祖国の地を踏めることなものと覚悟せよ”。

他の登場人物として、ロサンジェルス五輪の馬術で
金メダルを取ったバロン西(伊原剛志)や
玉砕に直進しょうとする伊藤中尉(中村獅童)、
もと憲兵の清水(加瀬亮)とそれぞれの
人物が絡み合って破滅へと向かって行くのだった。

日米共に譲れない土地だったため、
総力戦となったこの硫黄島決戦。
1945年2月18日、米軍の上陸作戦から始まった戦いは、
米軍約3万3000人、日本軍約2万2000人がつぎ込まれた。
日本軍司令官の栗林忠道中将の機略によって、
当初米軍が予定していた日数を1カ月以上も延ばし、
36日間に及ぶ戦いとなった。

結果、米軍は死者約6800人、
負傷者約2万6000人という過去最高の損害を被った。
また日本軍も死者約2万1000人を数え、
ほぼ全滅に近い状態で戦闘を終えたのだ。

この映画はイーストウッド監督の
反戦のメッセージですね。
今日の新聞に先月、中国の武力侵攻を想定して
硫黄島近海で日米が演習とありますが
何とも複雑な心境です。
人類は過去の歴史から学ばないのでしょうかね?



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今晩は〜!

yinanさん

Reiさん、
全員玉砕と判っているのに、
戦わなければいけないという状況は
見ていても辛いです。
でも、実話ですからね。
戦後、70年の平和が有り難いです。

今も世界の何処かで戦争しているニュースを
耳にする度に、人間とは不可解な動物だと実感します。

SOYOKAZEさん、
兵隊は、思うでしょうね。
”何故、自分が”と思いながら死んでいったでしょう。

指導者がアホだと、犠牲者になるのは国民です。
不条理も堂々と正論としてまかり通るようです。

西郷(二宮和也)が、三度目の正直で助かったのは
クリント・イーストウッド監督が、日本人全滅の中にも
明日への希望を託したのでしょう。
人間、希望がないと生きていけませんからね。

2015/08/17 17:51:01

何故死なねば?

さん

おはようございます。

この映画は二回くらい観ました。
その度に、何故、こんな悲惨な事をしなくちゃいけないのか?
何故、生きようと思えば生きられるのに、死ななくちゃならないのか?
戦争くらい、非人間的な行為はないと思いました。
命ほど尊いものは無く、それを賭けてまでまで得るものは無いのに。

2015/08/16 08:28:36

心が痛みます

Reiさん

あの全体に流れるモノトーンの重苦しい雰囲気、嫌という程繰り返される銃撃戦…
まさに地獄のようでしたね。
見るに耐えない情景です。
この戦争の現実を見ることで、より一層二度と戦争をしてはいけないと感じます。

2015/08/16 07:40:14

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