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シンクロの鬼コーチは男だね 

2015年07月28日 ナビトモブログ記事
テーマ:スポーツ

 戦後70年、今の日本の底流にある精神性を形容すれば、「軟弱」という言葉がふさわしい。あれこれ見ていると、どうも、しっかりしていない、弱いなあ、と思ってしまう。

 とりわけ、男の女々しさが目につくと思うのは、私だけだろうか。

 
 そんな折、久しぶりに痛快事に出くわした。それは、シンクロナイズドスイミングで日本に8年ぶりのメダルをもたらした鬼コーチの快挙である。

 ロシアのカザニで開催されている水泳の世界選手権。2015年7月26日、シンクロのデュエット・テクニカルルーティンで日本の乾友紀子・三井梨紗子組は、ロシア、中国に続く銅メダルを獲得した。

 続いて、2015年7月27日、シンクロのチームテクニカルルーティンで、今大会2個目の銅メダルに輝いた。

 日本は、実に8年ぶりのメダル獲得である。これは、シンクロの選手たちが頑張ったがゆえのメダル獲得であるのはもちろんだ。が、実際のところ、シンクロのコーチ、といっても、単なるコーチでない、鬼コーチの井村雅代さんの指導力の賜物である。

 井村雅代さんは、2004年のアテネ五輪終了後、日本代表コーチを退き、2014年2月、10年ぶりに日本代表コーチに復帰し。この間、日本のシンクロは凋落の一途をたどり、メダルなしが長らく続いた。

 それにしても、井村雅代コーチの手腕は大したものである。彼女は、まさに鬼コーチであり、その言動を目にすると、まさに男以上に男らしい。


 ネットでは、井村雅代コーチの鬼コーチらしさ、男らしさを伝える配信ニュースが続々と流れる。その中における井村雅代コーチの言葉を以下に掲げる。

 2015年7月28日付け日刊スポーツの配信ニュースに曰く。

「毎回の練習を厳しく、自分を追い詰め、無理をして、120%の力を出して練習してほしい。しんどいとは思うが」。

「練習以外に自らを支えるものはない。16日間の合宿なら休みは1日」。

「シンクロは笑顔でやるもの。空元気で隠せ。弱そうな顔をしたら相手が有利になる。寒くても寒そうな顔をするな」。

「泣いても疲れるだけで何の解決にもならん。親が死んだとき以外はなし」。

「昔の選手は失敗した人がいたら『いいかげんにしてよ』と怒った。今の子は言わない。怒ることで、自分は失敗できないとの、責任が生まれる。失敗しない人間はいない。偉そうに言って失敗できないと思うからこそ、人間は無理して頑張る」。

日本に復帰したとき、選手たちを見て「ゆるキャラの極致。みんなと一緒にいることが大好きで、ちょっと頑張ると、自分は頑張ってるのにと。豊かで平和な日本の若者の象徴だった」という。メダルを奪還するため「精神的に追い込む」と、いつも以上の指導を自らに課してきた。


 世に、漢(オトコ)という言葉がある。

 漢(オトコ)とは、男の中の男を指す美称だ。漢(オトコ)は、古来、男たるものが持つべきとされている美徳を備えている男前に対して贈られる。

 男たるものが持つべきとされている美徳とは、大胆さ、潔さ、堅い信念などであり、こうした美徳を備えている姿は、男前、おとこぶりと呼ばれ、これを備えていれば、男でも、女でも、漢(オトコ)である。

 そうであれば、鬼コーチ、井村雅代さんは、まさに漢(オトコ)だ。




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