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たかが一人、されど一人
内閣の責任体制?
2015年07月28日
テーマ:テーマ無し
愈々昨日から前立腺がんの放射線治療が始まった。治療室に呼びこまれて、機械に上がってからの放射線の照射そのものは、数分ビームの調整をしてから機械が腰の周囲をゆっくり1回転するだけである。従って呼びこまれて治療を終わり、身支度をして治療室を後にするまで精々15分程度かも知れない。また1回の治療だけでは副作用が現われることはないようだ。今のところ体調に特段の変化は見られない。さしあたっての問題は、治療台に上がるまでにある。治療の予約は14時となっているが、この時刻が微妙である。13:15までに来院して準備をする必要がある。先ず直腸を綺麗にしてガスをすっかり排除、後に膀胱を膨らますために水を400ml飲んで45分待たなければならない。変にガスが溜まるといけないと言われているので、昼飯は抜きで通うことにした。病院まで30分近くかかるので12:30に出発して13時少し前に到着。涼しい待合室でも汗がなかなかひかない。それはいいとして、昨日は急患が昼に入ったからとのことで治療スタートが30分遅れになった。結局、会計を終って病院を後に出来たのは14:50、流石に少し腹も減ったようだ。近くのファミレスで遅い昼飯を摂ったが、こんな時間でも超満員だったことには驚いた。結局帰宅は16時過ぎになってしまった。今日からは12:30発で昼飯を済まして帰宅するのが15:30くらいがルーティンとなるだろう。話が変るが、昨日礒崎陽輔首相補佐官が安全保障関連法案を巡り、「法的安定性は関係ない」と発言をしたそうだ。昨夜は半分眠り始めていたのでぼんやりしていたが、今朝の新聞では大分大きく扱われている。折恰も今日から参議院で安保法制の本格論戦が始まろうとしている。法律の安定性が重要な争点になっていることを考えると、手早く補佐官を外した方が傷が浅いかと思うのだが、総理や官房長官にはその考えはないようだ。先日問題になった作家の百田氏を講師とした勉強会参加者や開催責任者も、すっかり忘れてしまったようだ。日曜日の大相撲名古屋場所千秋楽に、総理大臣杯授与に登場したのが例の会議の実質責任者加藤内閣官房副長官だったのを見て思わず一人笑いをしてしまった。加藤氏は内閣人事局長でもある。安倍総理自身が、未来についての責任を強調して持てる権力を行使しようとするが、過去の責任については「学者に任せればいい」といった具合で、責任を取る姿勢が全く見られない。嘗ての帝国陸軍でもあるまいに、国民尾多くが望まない方向にひたすら前進あるのみで、都合の悪い事態に遭遇しても何とかその場をやり過ごすことだけを考えているようである。どう考えてもまともな市民(シビリアン)或いは政治家(ステイツマン)とは程遠い姿勢であろう。代わりに、国立競技場建設に関して文科相の役人の首はあっさり切ったようだ。大臣など身内の政治家については責任を問わないが、身内でない役人は使い捨てである。下村大臣ばかりでなく小渕元経産大臣にしても同じことだろうが、数合わせの上から身内が大切は分かるが、こんな無責任な内閣に勝手に憲法解釈を変えられたのではたまったものではない。何とか勘弁してほしい。
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