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わさおの俳句教室日誌・「吟行。その1」〜15.06.24分 

2015年07月07日 ナビトモブログ記事
テーマ:俳句教室

2015年5月13日から、小学校5年生時以来の親友、Kさんと一緒の俳句教室に参加させてもらっている。

 俳句教室に通っていると、さまざまな初体験がある。2015年6月24日は、吟行なるものを初体験した。吟行(ぎんこう)とは、俳句の題材を求めて名所、旧跡などに出かけ、俳句を創ることである。

 今回の吟行の場所は、青森市にある合浦公園である。合浦公園の「合浦」は、何と読むか。「あいうら」とか読む人が圧倒的に多い。正しくは、「がっぽ」と読む。合浦公園は、がっぽこうえんである。

 なぜ合浦と書き、がっぽと読むのか、私には分からない。日本全国の地名にこのような書き方、読み方があるのかどうかも分からない。いずれにしろ、珍しい例ではあるだろう。そのうち、いつか調べてみたい。


 私が知る限り、47都道府県の中で、太平洋と日本海の両方に面しているのは、我が青森県とお隣の北海道だけである。

 北海道と青森県の間には、国際海峡である津軽海峡が横たわる。明治維新以降、戦略上の重要拠点として位置づけられてきた歴史がある。

 青森県の地形は、太平洋に面する下北半島、日本海に面する津軽半島に挟まれ、間に陸奥湾が位置する。陸奥湾は、津軽海峡につながっている。だから、青森県は、三方を海に囲まれている県だ。

 私たちは、海と聞けば、太平洋を、日本海を、津軽海峡を、そして陸奥湾を思い浮べる。

 その陸奥湾に真正面から向き合うのが青森市であり、くだんの合浦公園は、陸奥湾に面する海辺の公園だ。

 合浦公園の整備は、明治14年に着手され、同27年に完成した。面積が17ヘクタールあり、670本の桜が植えられている桜の名所である。また、浜辺を中心に、700本の黒松が植えられおり、風雪に耐えて歴史を物語っている。

 こうした海辺の公園は、全国的にも珍しいと言われている。


 初体験の青森市合浦公園での吟行。午前11時に集合し、吟行開始だ。12時半までの1時間半で3句を詠まなければならない。これは、なかなかどうして、ゆるくない。

 それでも、陸奥湾の寄せては返す波頭、下北半島と津軽半島の青垣なす山なみ、風雪に耐えて立つ黒松群、流浪の人生を送った石川啄木の歌碑なんかを眺めているうち、なんとか3句を詠むことができた。

 以下に、今回の吟行におけるわさおとKさんの俳句を掲げる。


 わさお作

 黒松の 太く曲がりおり 夏の浜

 啄木碑 函館望む 夏の海

 ハマナスに 亡き人しのび 波寄する


 Kさん作
 
 睡蓮が 極楽運ぶ 合浦亭

 はまなすや 合浦が浜の 主でいい 

 六月や 浜辺を洗う 波静か



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