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2015年06月26日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し










昨年2月にサービスを提供し始めたj−naviのハイレゾ音源配信サイト,その名も 「HIRESOAUDIO.jp」 が突然一通のメールで,6月いっぱいで閉店する旨の通知をよこした.

Channel Classics レーベルのアルバムが主体のサイトで,ここからはレイチェル・ポッジャーのビバルディーものを1タイトルだけ(DRMフリー)購入した経験がある.まあ,こういうことがあるから実体のない配信によるファイル・オーディオにはなんとなく不安感が払拭できないのであります.DRMフリーだったからいいものの,そうでなかったら何かの拍子にファイルに不都合が生じたらもうアウト.CDならそんなことはない.
j−navi はレンタル・サーバーの商売が中心の会社のようで,社長の趣味か何かでハイレゾの配信を始めたのは良いけど儲からなかったというあたりなんでしょうか (ー。ー)フゥ




     Leica M (Type 240)+Kiyohara VK50R 50mm F4.5













TSUTAYA に行ったら,ワゴンに1枚270円という値付けのCDがあった.Avex レーベルの新品.
チャイコフスキーのヴァイオリン・コンチェルトNo.1.ど定番.なので去ろうとしたが,念のためにケースの裏側をみたら,Ilya Kaler という名がクレジットされていた.えっ?

Ilya Kaler というヴァイオリニストをご存じだろうか.とんでもない人です.
なぜなら,Ilya Kaler は世界3大ヴァイオリン・コ
ンテストすべてに優勝という未踏の快挙を成し遂げたのです.
ロシア出身で,現在50代半ばくらいの彼がいまはシカゴにあるデポール大学という聞いたこともない大学で教授職についているとのこと.華々しく世界を飛び回っていてもちっともおかしくないキャリアの彼がなぜ教職についているのか... 東側にいて,冷戦時代を通り抜けてきた彼の人生でさまざまなことが起こった結果ではないかと言われているが,真相は分からない.

小生が初めて彼を知ったのは,NAXOS レーベルのブラームスのヴァイオリンとピアノのためのソナタだったと思う.心に染みる演奏.その後にイザイの無伴奏ソナタでの名演でノックアウトされた.
NOXOSという弱小レーベルに多くの録音を残しているのだが,なぜ,メジャーのレーベルが彼をブッキングしないのか.なんとも不思議.
たしかに,ハンサムでもないし,ちょっと変わり者だというが,それにしてもである.

調べたら,このCDは476円でまだ普通に買えるようだ(AVCL−25673).
2007年,ロシア国営放送局にて録音.指揮:ドミトリー・ヤブロンスキー.ロシア・フィルハーモニー管弦楽団.

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