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高橋大輔選手・後輩たちは今、「町田樹選手、フランス大会SP2位」 

2014年11月26日 ナビトモブログ記事
テーマ:人生

2014年10月14日、世界フィギュアスケート界を牽引してきた高橋大輔選手が現役を引退し、一つの区切りをつけた。

 私にとっての高橋大輔は、元々、あくまでも、生きるか死ぬかの勝負を挑むフィギュアスケートの選手である。ゆえに、引退しても、高橋大輔選手と呼んでいる。

 11月22日、フィギュアスケートのグランプリシリーズ第5戦フランス大会が幕を開けた。

 それをテレビで観ながら、高橋大輔選手はどうしているだろうかと思ってしまう。

 日本選手の演技を観る時、常に、頭の中には、高橋大輔選手の雄姿が観えている。生きるか死ぬかの勝負を挑むフィギュアスケーター、高橋大輔選手。その高橋選手の演技姿越しに、日本選手の演技が観えるのだ。

 だから、素晴らしい演技は素晴らしく、そうでない演技はシビアに観ることになる。


 第5戦フランス大会に出場する日本人選手は、町田樹選手である。町田選手は、既に、10月25日から27日までの第1戦アメリカ大会で二連覇を飾っている。

 昨シーズンは、ソチ五輪で5位入賞、世界選手権で銀メダル獲得と、今や世界で誰しも認める強豪選手だ。

 町田樹選手は、高橋大輔選手に憧れ、高校及び大学共に彼の背中を追って今日に至っている。いずれも高橋選手の母校である岡山県の倉敷翠松高校、関西大学でスケートの技を磨いてきた。その結果、着実に腕というか足というか、実力を付け、堂々たるものだ。
 
 最近の町田樹選手の演技を観ていると、この若者は、昨シーズンよりも更に強くなっていると感じる。

 目につくのは、体幹の強さだ。以前よりも、フィジカル面でかなり鍛えている印象である。それと、演技のキレも増している。気合いもより入っている。

 
 第5戦フランス大会で11月22日に行われたショートプログラム(SP)。町田樹選手は、最終演技者だ。

 ロシアのメンショフ選手、31歳。30歳を超えての挑戦が素晴らしい。高橋大輔選手より3歳も上だ。ということは、高橋大輔選手だって、その気になりさえすれば、いつでも復帰してトップで戦える。

 そのメンショフ選手の演技がいい。4回転を2本決めて、自己ベスト更新の87.47点だ。やるね、31歳。

 続くは、同じくロシアの19歳、コフトゥン選手。コフトゥン選手は、2週間前に行われた第3戦中国大会の優勝者だ。最初の4回転は成功するも、二つ目の4回転は転倒、その後のトリプルアクセルも転倒。得点は、77.11点だ。メンショフ選手の得点よりも、10点以上悪い。

そりゃそうだよね。4回転をピシャリと2本決めたメンショフ選手に対し、コフトゥン選手は、ゴロン、ゴロンと2回転倒だもの。ゴロン、ゴロンと2回転倒の場合、2点減点だけで済むなんてのがおかしいのであって、両者の出来で10点以上差がつくのは、なるほどだ。

思い出すのは、第3戦中国大会で、身の危険のリスクを冒してまでフリー演技に挑んだ羽生結弦選手のことだ。

 本来は、万が一のことを考えて棄権すべきだったと思う。強行出場で怪我をしたが、脳震盪は起していなかったから、云々と言う向きがあるが、それは、あくまでも結果論にしかすぎない。万が一のことが起きれば、どうするのだ。まあ、それでもいいと言う向きがあるのならば、見解の相違だ。

 危険な状態でのフリー演技。彼は、ゴロン、ゴロンと5回転んだ。それにもかかわらず、5点減点だけで、いい点が出た。2位だ。ゴロン、ゴロンと5回転んでも、「元々の演技が素晴らしければ、それだけ点数も高く」なると説明する人がいる。金メダリストに対する「オマケ」だと発言する解説者のおっさんもいる。しかし、「オマケ」を許容する人間が解説者なんてのは、いいんだろうか。

 また、ネットでは、ルール上、4回転ジャンプを跳び、回りきっていれば、1点減点だけで済む、と説明している人もいる。

 フィギュアスケートの採点ルールがそうなっているとすれば、それまでかもしれない。しかし、フィギュアスケートの美しさという観点からすれば、ゴロン、ゴロンと5回転んだにもかかわらず、5点減点だけで、いい点が出る、というのは、おかしい。だって、ゴロン、ゴロンと5回転倒は、観られたものでないもの。

 フィギュアスケートの採点においては、観る者に「おかしい」と思われない採点であってほしい。

 テレビ観戦する時、観る者なりに演技者ごとに演技の得点を予想する。それによる順位が当たる時もあればそうでないこともある。そうした観方もフィギュア観戦の楽しみ方の一つだ。

 第5戦フランス大会のSPの続きは、カザフスタンのテン選手だ。流れるようなスケート。さすがは、ソチ五輪の銅メダリストだ。いい出来だ。結果は、自己ベスト更新の91.78点。

最後は、町田樹選手の登場だ。白と黒の衣装。4回転、3回転をピタリと決める。トリプルアクセルは高さがある。町田樹選手の演技の流れを形容すれば、「ゆとりとキレと自信と」だ。ただ、演技後半で1か所だけミスが出た。トリプルルッツで片手をついたのだ。

 町田樹選手の出来は、テン選手よりいいだろう、と思った。しかし、結果は、88.70点で、3点ほど劣った。まあ、当たる時もあればそうでないこともある、だ。



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