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高橋大輔選手・後輩たちは今、「町田樹選手」 

2014年11月24日 ナビトモブログ記事
テーマ:人生

2014年10月14日、世界フィギュアスケート界を牽引してきた高橋大輔選手が現役を引退し、一つの区切りをつけた。

 引退した高橋大輔という人間を呼ぶとき、なんと呼ぶか。高橋大輔氏か。それとも、高橋大輔さんか。しばし考えたが、やはり高橋大輔選手と呼ぶことにした。

 高橋大輔選手に強く魅力を感じ始めたきっかけは、昨年、2014年、12月に開催されたフィギュアスケートの全日本選手権である。ソチ五輪の日本代表選手選考会でもあった。これに、それまでの人生のすべてをかけて高橋選手は挑んだ。

 以来、私にとっての高橋大輔は、あくまでも、生きるか死ぬかの勝負を挑むフィギュアスケートの選手である。ゆえに、引退しても、高橋大輔選手と呼ぶのだ。

高橋大輔選手の一番にいいところは、人柄の良さである。人柄の良さの一つとして、人に対する心配り、気遣いの細やかさが挙げられる。彼は、決して人に迷惑をかけない。現役引退した時期も、シニアの競技シーズンが始まる前である。

 競技シーズン開幕前に、自分に対する区切りをつけると同時に、開幕に向けて後輩選手たちよ頑張れ、というメッセージを込めている。
 

 高橋大輔選手の現役引退から10日が過ぎ、10月25日、フィギュアスケートのグランプリシリーズ2014が第1戦アメリカ大会で幕を開けた。

 それをテレビで観ながら、高橋大輔選手はどうしているだろうかと思ってしまう。

 日本選手の演技を観る時、常に、頭の中には、高橋大輔選手の雄姿が観えている。生きるか死ぬかの勝負を挑むフィギュアスケーター、高橋大輔選手。その高橋選手の演技姿越しに、日本選手の演技が観えるのだ。

 だから、素晴らしい演技は素晴らしく、そうでない演技はシビアに観ることになる。

 10月25日から27日までの第1戦アメリカ大会では、町田樹選手が二連覇を飾った。

 昨シーズンは、ソチ五輪で5位入賞、世界選手権で銀メダル獲得と、今や世界で誰しも認める選手に成長している。

 町田樹選手は、高橋大輔選手に憧れ、高校及び大学共に彼の背中を追って今日に至っている。いずれも高橋選手の母校である岡山県の倉敷翠松高校、関西大学でスケートの技を磨いてきた。

 私がこれらの事実を知ったのは、つい最近のことであるが、知った途端、町田樹選手、頑張れ!!との声援が大きくなる。高橋大輔選手の人間性にこの上なく魅力を感じる者として、高橋選手に憧れ、その背中を追い、高校、大学共に、そしてオリンピックと、同じ道を歩む町田選手を応援するのは、自然の流れだ。

 
 グランプリシリーズ第1戦アメリカ大会。町田樹選手の演技を観て、この若者は、昨シーズンよりも更に強くなっていると感じる。

 まず、目につくのは、体幹の強さだ。以前よりも、フィジカル面でかなり鍛えている印象である。
 
 それと、演技のキレも増している。気合いもより入っている。

 昨シーズンの「火の鳥」の演技と衣裳もいいが、今シーズンの「交響曲第9番」の演技とブルー及び黒の衣裳は、もっといい。

 なんたって、ペートーベンの「第九」を表現することに挑む、その心意気や良しである。ボーカル入り音楽が使用可能になった今シーズン、「第九」を合唱付きで演技するのだ。

 町田樹選手本人が「自分の120パーセント以上を出さないと形にならない」と語るように、演技終了の瞬間、体力を使い果たした感じでへたり込む。といったところだ。

 それをアメリカの観客が会場総立ちのスタンディングオベーションで称える。これがすべてを雄弁に物語る。いかに町田樹選手の演技が素晴らしいか。いかに町田選手が訴えかけたか。いかに町田選手が強いか。

 町田樹選手が歩む道。それは、世界フィギュアスケート界の覇者への道である。

 そうした後輩の挑戦を一番喜んでいるのは、先輩の高橋大輔選手である。頑張れ、町田樹選手!!



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