ボイボイ日記・ダバオリターンズ

ムーンケーキ・フェスティバル(中秋節) 

2014年09月09日 外部ブログ記事
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昨日の9月8日は中秋節でした。中秋節とは旧暦8月15日の満月を祝う中国のお祭りで、日本では十五夜のお月見にあたります。古来この日は月が最も地球に近づき、大きくて明るく美しい満月が見られるとされています。ちょうど三秋の半ばに当たるため、「中秋」と名づけられたこの「中秋節」には月餅を食べたり、お月見を楽しんだり、この風習が代々受け継がれています。中秋節は全世界の華人たちが一家団らんを祝う美しい祭日でもあり、中華系フィリピン人の多く住むダバオでも、昨日の「中秋節」ではお祝いの行事が行われました。市内のSM Lanangプレミアムモール1階のイベントフロアでも「ムーンケーキ・フェスティバルのイベントも開催中です。(トップ写真)毎年中秋節が近づく頃になると、親しい人やお世話になっている人に「月餅」を贈ることが盛んになる為、市内のスーパーの店先には8月中旬辺りから「月餅」が並び始めます。一年のうちに満月の日は数多くありますが、9月の満月が特別なのは秋の澄んだ空の満月が特に美しいからと言われています。 日本でも『中秋の名月』として親しまれている中秋には、「月見だんご」でお月見をする風習もあって、今週の土曜日にはダバオ日本人会では会館で会員の家族が集まって「お月見」のイベントを開催する予定にもなっています。中秋節のいわれには、次のような昔の中国の伝説があります。空に10個の太陽があった大昔、地上は焼けつくように熱く、川は干上がり、農作物や木々が枯れて、人々は暮らせなくなっていました。そのとき、弓の名手のゲイが弓に矢をかけ、9つの太陽を次つぎと射落としました。最後に残った太陽は、それを恐れて「早朝にのぼり、夕方に沈む」というゲイの求めを聞き入れたために気候が順調になって、万物がすくすくと育って、人々は平和に暮らせるようになりました。その後ゲイは嫦娥を妻として迎え、仲睦ましく暮らしていました。不老長寿を望んだゲイはある日、西方の崑崙山に住むとされる中国の伝説の女神の「西王母」に頼んで不死の薬を貰い、それを嫦娥に保管させました。しかし嫦娥は8月15日にその薬を飲んで、月にあるという宮殿「広寒宮」へ舞い上がってしまったのです。狩猟から戻ったゲイは、嫦娥が月へ行ってしまったと知り、悲嘆にくれて嫦娥を想い続けていました。そして毎年8月15日になると、庭にテーブルを置いて嫦娥が好きだった果物を供え、それを見た人々もゲイのように供え物を並べて、嫦娥を祈念することが慣わしになったと言われています。 月餅の中身には、月に見立てた卵黄、スイカの種、蓮の実などが小豆の餡に包まれて入っていて、最近はドリアン味の月餅もあります。冒頭に書いたように昨日の9月8日(月)は「十五夜(中秋の名月)」でしたが、今日9日は月が地球に更に接近し、通常よりも大きくみえる「スーパームーン」の日です。「スーパームーン」は年に1度あるかないかという希少現象ですが、今年は去る7月8月に続いて3回目となるそうです。昨年6月に観測されたスーパームーンは、通常の満月に比べ大きさが14%、明るさが30%増しで見えたそうです。今夜の月は最も大きく見える「エクストラスーパームーン」となるそうで、SNS上には美しい写真が多数アップされ、投稿者は多数の「いいね!」を獲得して人気者となることでしょう。次回のスーパームーンは、2015年9月28日と、約1年後ということなので、お天気に恵まれることを祈って、今夜は夜空を見上げて「エクストラスーパームーン」を拝ませて貰うつもりです。下は2013年6月23日にポルトガルのSesimbraで撮影されたスーパームーンの写真です。

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