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高橋大輔選手・後輩たちは今、「羽生結弦選手」 

2014年11月12日 ナビトモブログ記事
テーマ:人生

2014年10月14日、世界フィギュアスケート界の巨星、高橋大輔選手が現役を引退し、一つの区切りをつけた。それに対し、ありがとう、ご苦労様、と申し上げた。

 でも、私にとっての高橋大輔は、あくまでも、生きるか死ぬかの勝負を挑むフィギュアスケートの選手である。ゆえに、引退しても、高橋大輔選手と呼んでいる。

 引退表明の記者会見の席上、引退表明の時期について、高橋大輔選手曰く。「1年考えて言おうかと思ったが、シニアの競技シーズンが始まる前に言おうと思った。他の選手がこれからモチベーションを上げる中ではなく、前がいいのかなと」

高橋大輔選手の一番にいいところは、人柄の良さである。人柄の良さの一つとして、人に対する心配り、気遣いの細やかさが挙げられる。彼は、決して人に迷惑をかけない。で、シニアの競技シーズンが始まる前での現役引退となったわけだ。高橋大輔選手らしい。

 自分に対する区切りをつけると同時に、競技シーズン開幕に向けて後輩選手たちよ頑張れ、というメッセージを送っていることにもなる。
 

 高橋大輔選手の現役引退から10日が過ぎ、10月25日、フィギュアスケートのグランプリシリーズ2014が第1戦アメリカ大会で幕を開けた。

 これまで、10月25日から27日までの第1戦アメリカ大会で町田樹選手、11月1日から3日までの第2戦カナダ大会で無良崇人選手が優勝した。日本選手は、二連勝を飾り、絶好調である。

 どの大会でも、日本選手に応援を送り、彼らの成し遂げた快挙を喜んでいる。それと同時に、高橋大輔選手はどうしているだろうかと思ってしまう。

 そして、町田樹選手や無良崇人選手などの日本選手の演技を観る時、常に、頭の中では、高橋大輔選手の雄姿が観えているのだ。生きるか死ぬかの勝負を挑むフィギュアスケーター、高橋大輔選手。その高橋大輔選手の演技姿越しに、町田樹選手、無良崇人選手の演技を観ている自分がいる。

 
 11月7日、第3戦中国大会が始まった。男子ショートプログラム後半の6分間練習。観客の羽生結弦選手への声援が凄い。日の丸の旗が何枚も打ち振られているから、日本から応援に行った人がかなりいるようだ。

 羽生結弦選手は、ジャンプを次々に楽々と決めていく。彼がジャンプするたびに、会場が騒ぐ。この調子だと、ショートでの100点超えがあるな。ソチ五輪で金メダルを獲得した時の再現だよ、きっと。

 しかし、やはりというか、練習と本番とでは違うものである。

 ショパンの「バラード第1番」に乗って、ショートの前半は、調子がいいし、滑らかである。ところが、後半の4回転ジャンプのところは、3回転に。2連続トリプルのところは、コンビネーションにならず。

 ミスの連発だ。羽生結弦選手の演技前までで、ショートの第1位は、ロシアのコフトゥン選手で、85.96点である。羽生選手と同じく19歳のコフトゥン選手に、ショートでは負けたなと思う。結果は、82.95点で2位。

 羽生結弦選手は、ショートの演技が終了時点で、驚くほどの汗びっしょりだ。おそらく、大会前から発症している腰痛ゆえに、演技中腰が痛かったのだろう。

 まあ、しかし、羽生結弦選手には、心配無用だ。フリーで巻き返し、ダントツの優勝をしてくれるはずだから。

 羽生選手のコーチであるオーサー氏が羽生選手は「最高傑作」の演技を見せてくれると断言している。「最高傑作」の言葉は、どこかで耳にしたと思ったら、ヨコハマタイヤが自慢するスタッドレスタイヤのアイスガード5は、ヨコハマの「最高傑作」だ。確かに、そのとおりであるし、そのとおりとなるだろう。


 しかし、しかし、しかし、だ。とんでもないことが起きてしまった。11月8日に行われたフリー。

 後半の6分間練習中にアクシデント発生だ。羽生結弦選手がバックでリンク中央に向けてスピードを出して滑って行った。バックだから、当然、振り向く。その直前に、中国選手も逆の方向からリンク中央に向けてバックで来ていた。両者の振り向き様、衝突してしまった。猛スピーでの激突で、両者転倒だ。

 羽生結弦選手は、頭から出血。中国選手は、脳震とうで退場。練習が中断。再開後、羽生結弦選手は、頭にテーピングの状態だが、顔は、真っ青だ。それでも、滑るのを続ける。大丈夫なんだろうか。

 傍目には無理だ。激突で、頭から出血しているぐらいだから、脳にも影響があるかもしれない。ここは、健康と将来のことを考え、無理しない方がいい。羽生結弦選手なら、いつだって、勝てる。今、この瞬間は、大事をとるべきだ。もしものことがあったら、どうするのだ。

 
 だが、羽生結弦選手は、フリーの演技に挑んだ。転倒を連発したが、演じきった。結果は、僅差での準優勝である。よく頑張ったと思う。今は、頭の負傷の精密検査をし、なんともないことを祈るばかりである。




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