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平成の虚無僧一路の日記

普化宗の日本開祖?「法燈国師心地覚心」 

2014年08月02日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



「朴魯」という人のブログに「法燈国師」について
詳しい紹介が書かれていましたので、そのまま転載
させていただきます。

「法燈」は、虚無僧たちが「普化宗を日本に伝えた人」と
(勝手に)祀り上げているのですが、真実は・・・・。

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法燈国師は禅、密教、念仏、虚無僧,萱堂聖に亘り、
多大な影響、教化を与えた大宗教家、大巨人であった。

1207年に信州筑摩郡神林郷に生まれ、29歳で南都東大寺で
具足戒を受ける。その後、高野山で道元禅師の師匠の栄西禅師の
高弟「行勇」禅師から禅戒を受け、35歳の時、京都深草の極楽寺で、
「道元」禅師から菩薩戒の血脈を伝授された。

その後、臨済宗の「聖一」国師に参じたりして、43歳の時に
宋に渡り6年間遍歴した。

宋からの帰国を前にして、護国寺の「無門慧開」禅師に出会い、
法を継ぐ。三大公案集(碧厳録、従容録、無門関)のうちのひとつ
「無門慧開」の『無門関』を授与され、日本に将来す。

その後、由良の興国寺で教化をなされた。実に枯淡な生涯で
あったらしい。国師には神通力があったと聞く。

時宗の開祖「一遍」上人との問答。
「一遍」は「法然」上人の孫弟子でもある。しかし「一遍」は
禅はもちろん、密教、念仏、神道にも造詣深く、念仏を日本全国に
普及された。その土台の上に蓮如上人が今の真宗を築かれた。

一遍上人にも神通力の逸話が多い。その一遍上人との問答。
真剣勝負だ。そして、一遍上人の開悟。それほど法燈国師の
力量は凄かった。

曹洞宗の「螢山」禅師も「法燈国師」に参じられた。
「螢山」禅師は「法燈国師」の禅密兼修の宗風をそっくりそのまま
総持寺に持ち込んだように思われる。

また「螢山」禅師は「法燈国師」の上足だったのではないかと
思われる。「螢山」禅師の悟境が抜群であったのか、人間的魅力が
あったのか、「螢山」禅師の周りに「法燈派」の逸材が集まってきた。

法燈国師の高足の「恭翁運良」禅師は、加賀の大乗寺の二世か三世、
金沢の傳燈寺の開山。

出雲大社の大神に戒を授けたことで有名な出雲の「雲樹寺」の
「三光国師(弧峰覚明)」は、南朝方のために東奔西走された。

その朋友の「慈雲妙意」禅師は、越中高岡「国泰寺」の開山。

「抜隊」禅師は「三光国師」から印可されたという。
「抜隊」禅師は 能登の総持寺の「峨山」禅師に会ったときに、
「曹洞の大法を継がせるから我が門に来たれ」と言われたのを辞して、
甲府に行き山居され「向嶽寺」の開祖となる。「抜隊」禅師も
神通力があったらしい逸話あり。

「法燈派」は将軍「綱吉」の時に、越中の「国泰寺」と甲府の
「向嶽寺」が「法燈派の本山」として認められたらしい。

しかし、由良の「興国寺」と金沢の傳燈寺町の「傳燈寺」が
本山になっていないのは実に不思議である。

国泰寺派は「慈雲妙意」禅師の法系と「恭翁運良」禅師の法系と
その兄弟弟子の法系が混在している。

法燈派は曹洞宗との関係が濃厚でもあるし。虚無僧との関係もあり、
臨済宗では異色である。その法脈で「抜隊禅師」が出て、その
350年後、抜隊禅師の宗風を慕古した「澤水」和尚(明の中峰
禅師法系)が出て 抜隊禅師を称揚された。

「澤水」和尚曰く、「古今諸大徳の法語、語録数々ありと雖も
その中、至要なるは至りて少なし。あるいは和解に走るもあり、
あるいは活達に走るもあり、あるいは殊勝に落つるもあり、
皆これ法の病なりと。」

「抜隊」禅師曰く「この故に自心を知らんと思わば、先ず念の
起こる源を知るべし」と。

「法燈国師」曰く、「諸仏は念の起こるところを知り玉う。
この心の源を知るを見解とも悟道とも、生死を出離するとも、
解脱とも世尊とも如来とも成仏とも言うなり」と。

「法燈派」は禅、仏教の直路を説いている。大聖釈尊の正道を
説いている。大変な集団である。刮目すべし。難しい理屈や
理論で一般民衆をどうして教化出来ようか。念の起るところを見る。
さすれば、自然とその奥の「般若波羅蜜」と一体になるのだ。

特に禅は六祖を見ればよい。実に端的そのものである。

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と、なにやら こ難しい。「難しい理屈や理論は無用、釈迦の
原点に返れ」というならば、それこそ「虚無僧」も、最も
近い。だから「虚無僧」が開祖と仰いだのかも。

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