なでしこジャパン・「187cmの山根恵里奈選手」

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2014年05月20日ナビトモブログ記事
テーマ：人生

2011年3月11日に発生した東日本大震災は、未曾有の大災害であり、それまで経験したことのない巨大被害をもたらした。

　日本中が打ちひしがれ、恐れおののく状態が続いた。そうした中、同年7月にサッカーのなでしこジャパンが女子ワールドカップで優勝し、世界一になった。

　この快挙によって、日本国民がいかに勇気づけられ、救われたことか。この当時における日本社会への最大の功労者は、なでしこジャパンである。
　
　スポーツは、単に国民を楽しませてくれるだけではない。時として、国民を救い、国を救うことがあるのだ。

　だから、なでしこジャパンの動向には、強い関心が向けられ、応援も熱くなる。

　東日本大震災の発生から、3年が過ぎ去った。あっという間だ。この間、大震災からの復興は、なかなか進まず、まだ緒に就いたばかりの状況である。

　そして、次回の女子ワールドカップが来年、2015年6月から7月にかけてカナダで開催される。あと1年ちょっとしかない。

女子ワールドカップへのアジアからの出場国は、5月14日から25日までベトナムで開催される女子アジアカップで決まる。

　意外なことに、日本は、これまで女子アジアカップで優勝したことがない。準優勝が最高成績だ。来年に迫った女子ワールドカップで二連覇する勢いをつけるためにも、ここは、初優勝を決めたいところである。

　日本サッカー協会は、5月2日、女子アジアカップに出場するなでしこジャパンのメンバー23人を発表した。

　同日のテレビ朝日の報道ステーションでは、なでしこジャパンの注目選手にスポットが当てられた。その中にビックリ仰天する選手が出てきた。私としては、初めて聞く名前と観る顔である。
　
　この選手が大活躍してくれれば、なでしこジャパンの女子ワールドカップ二連覇は間違いない。と思わせてくれる。

　ビックリ仰天選手は、ジェフ千葉レディース所属のゴールキーパー(GK)、山根恵里奈選手である。御年23歳だ。

身長は187cm。エエーッ、エエーッ、エエーッ、187cm!!　なんと!!　なでしこジャパンでは177cmでも、やたら高いのに、187cm!!

　山根選手は、今年の3月にポルトガルで開催された、国際大会として格の高いアルガルベカップ2014に、なでしこジャパンのGKとして出場した。

　アルガルベカップ2014で、なでしこジャパンは、宿敵アメリカ女子代表と対戦し、1-1で引き分けた。難敵アメリカと互角の戦いだ。

　そのアメリカ戦で、山根選手は、終始GKを任され、アメリカに勝ち越し点を与えなかった。もう一歩でアメリカに勝てる、そんな一戦だ。

　山根選手は、サッカー男子日本代表・サムライブルーのGK、川島永嗣選手よりも背が高い。ということは、アメリカやドイツを初めとする欧米の屈強な女子選手よりも背が高い。だって、187?だもの。

　ゴール際でボールの取り合いをした場合、山根選手以外のなでしこジャパンのGKは、いかんせん背の高さで負ける。だから、彼女らは、必死でジャンプする。その連続だ。

　しかし、山根選手は、背の高さで欧米選手に負けない。負けないどころか、余裕で勝つ。だから、山根選手は、ジャンプしなくていい。

　山根選手以外のなでしこジャパンのGKの背の高さでは、ここぞという大事な場面で、ロング気味のシュートを決められてしまう。彼女らは、ガマガエルのジャンプよろしく必死でジャンプする。しかるに、あともうちょっとのところで、ボールはゴールポストの上隅に突き刺さる。

　しかし、山根選手の場合は、ちょっとジャンプするだけで防げる。

　サッカーは、1点勝負のスポーツだ。ゆえに、山根選手は、なでしこジャパンのとてつもない武器になり得る。

　山根恵里奈選手が大活躍すれば、なでしこジャパンの女子ワールドカップ二連覇は間違いない。

　彼女の成長で、なでしこジャパンのサッカーは、劇的に進化する。それは、革命的ですらある。

　女子ワールドカップのカナダ大会前年、とてつもなく素晴らしい選手が出てきたものだ。ありがとう、そして、頑張れ、山根恵里奈選手!!

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