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平成の虚無僧一路の日記

泣ける詩 「松口月城 作 『母』 」 

2014年04月30日 外部ブログ記事
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「詩吟マラソン」で、久々に「渡辺○伸」さんにお会いした。
この方の「常盤雪行」はピカ一。「常盤雪行・コンクール」が
あったのですが、毎年、彼女がダントツ優勝してしまうので、
3回で取りやめになってしまいました。
その彼女、この日の吟は「松口月城」作『母』。

 ふるさとの 栗(くり)も胡桃(くるみ)も 熟(う)れたれば
   おまえを思うと 母の文(ふみ)くる
 
  呼びたくも 呼ぶことならぬ ガラス戸に
    息吹きかけて「母}と書くなり
 
 非行の少年 囹圄(れいご)に泣く
 無限の悔恨 思い窮まらんと欲す

 ああ 吾 過(あやま)てり 
 終夜眠らず 獨房の中

 頭を上げては母を思い 枕に伏しても母
 慈顔 佛の如く 我が瞳に浮かぶ

泣ける詩です。ところが「渡辺」さん。こう云います。
「私(吟者)は 泣いてはいけない。泣けない。明るく吟じなければ
いけない。そこで、尺八で泣いてほしい、尺八で泣かせて欲しい」と。

さすがすごい感性です。また、私の芸力を見越しての注文です。
私の腕前もですが、尺八が“泣ける”楽器。“泣かせることができる”
楽器なのです。

4/29日の中日新聞に、「聞け、わだづみの声」の一人「木村久夫上等兵」の
遺書が大きく取上げられていた。京都帝大から学徒出陣し、シンガポールで
捕虜虐待の罪に問われて、死刑となった。獄中から両親に当てた手記。
命令した上官は罪を逃れ、直接手をくだしたのではないのに、罪を被って
死刑とは。「松口月城」の詩と重なり合って涙こぼれる。

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