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(新)ごんぼねっこ日記

ちょうど50年前(9) 

2014年03月22日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

とにかく、お金を作らなければならない。

授業を受けるのにはもちろん、
サークル活動をするにも、
友達と遊ぶにも、
それなりのお金は必要だった。

手当たり次第にバイトをした。
学生課のバイト募集掲示はもちろん、
耳にしたバイトは選ぶことなく飛び込んだ。

中学生の頃、新聞配達をしていたので、
初めてのバイトというわけではないが、
大学に入って最初のバイトは、
役所での「ガリ切り」だった。

ガリ切りとは、謄写版の印刷原稿を作ること。
ヤスリ板の上にロウ原紙をのせ、
鉄筆で字や図を書いていくのだ。

ガリ切りは、中学生の頃から経験していたので、
ジサマにとっては「得意」な仕事だった。

一人だけ、汚い部屋の机に座らされ、
たくさんの原稿を渡された。

出来るだけでいいからと言う。
ジサマは、夢中になってガリを切った。
話をする相手もいないし、昼ご飯もそこそこに鉄筆を握った。

出来たのは、確か12枚だったか、14枚だったか…。
5時過ぎに、
朝方ジサマに説明をしてくれた人が部屋に入ってきた。

封筒に入れたバイト料を持ってきて、
「役所ってこういうところなんだ。ごめんな。」
そう言った。

仕事をいくやったって、やらなくたって、
給料は同じ、そう言う意味だった。
ジサマの前に同じガリ切りの仕事をやったのは、
経済学部の学生で、一日で4枚か5枚だったとか、、、

だけど、そんなのはどうでもよかった。
自分が出来ることを精一杯やって、
それでお金になった。
それだけのことだ。
人と比べるものではない。

振り返ってみると、
ジサマのその考えは一生続いたような気がする。

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