メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

人生日々挑戦

「籾井NHK会長は退任すべし」 

2014年02月27日 ナビトモブログ記事
テーマ:暮らし

 NHKは、国民が負担する受信料収入で運営される公共放送だ。津軽のシニアブロガーももちろんNHKの受信料を払っているから、NHKのあり方について、当然にして発言する権利がある。

 公共放送であるNHKはもちろん、商業放送である民放も、極めて高い公共性を有している。したがって、放送に携わる人々は、自分たちの立場を弁えなければならない。

 弁える(わきまえる)とは、デジタル大辞泉によれば、1 物事の違いを見分ける。弁別する。区別する。「事の善悪を―・える」「公私の別を―・えない」2 物事の道理をよく知っている。心得ている。「礼儀を―・える」「場所柄を―・えない振る舞い」。


 自分たちの立場を弁えるべし、ということは、NHKという組織を束ねるNHK会長には、いの一番に求められる。

 しかし、ここ1か月ほどの籾井勝人(もみいかつと)NHK会長の言動を観ていると、この人は、自分の立場を弁えていないと言わざるを得ない。

 まず、籾井会長は、去る1月25日の就任記者会見で、従軍慰安婦について「戦争しているどこの国にもあった」などと発言。国際放送のあり方についても、「政府が右と言ってるものをわれわれが左と言うわけにはいかない」と述べた。

 この件に関し、籾井会長は、2月7日の参議院総務委員会で、就任記者会見での従軍慰安婦などをめぐる「個人的な見解」について、「すべて取り消したい」と改めて語った。その上で、取り消す発言は、?従軍慰安婦、?特定秘密保護法、?靖国参拝、?番組編集権、?国際放送、の5項目であることを初めて明らかにした。

 NHK会長が公の場で、見解を語るとき、それはNHK会長としての見解であり、個人的見解はあり得ない。籾井会長は、当初、就任記者会見で語ったのは個人的見解であって、NHK会長としての見解でない、との立場であったようだ。

 しかし、NHK会長が公の場で、見解を語るとき、それはNHK会長としての見解である。その際に、個人的見解と断わって発言することは、意味がない。個人的見解と断わったから、NHK会長としての見解ではない、とはならない。個人的見解と断わろうが、断わるまいが、NHK会長として発言する以上、それは、NHK会長見解となる。

 このことは、NHK会長にだけ当てはまるものではない。民間企業の社長にだって、同じく当てはまる。

 籾井会長は、NHK会長に就任する前は、三井物産米州監督兼米国三井物産社長、三井物産専務取締役、同副社長、日本ユニシス社長を歴任している。先ほど述べたことは、日本ユニシス社長にだってあてはまる。

 言わば、日本社会の常識である。

 社会的組織のトップは、自らの言動に責任を取らなければならない。籾井会長は、1月25日の就任記者会見で問題見解を述べたこと自体で、NHK会長としての適格性に欠けることを自ら証明しているのだ。そんなことも分からないなんて。情けない。

 だから、その後、個人的見解だったとして取り消したからといって、NHK会長としての適格性が回復するということにはならない。

 そんな経緯をたどってきている折、今度は、1月25日の就任当日、籾井会長がNHKの全理事10人に日付の入っていない辞表を提出させていることが発覚した。2月25日の衆議院総務委員会の審議で明らかになったのだ。

 翌2月26日、籾井会長は、衆議院予算委員会の分科会で、NHKの全理事10人に日付の入っていない辞表を提出させたことについて、「辞表を預かったことで理事が萎縮するとは思わない。一般社会ではよくあることだ」と述べている。

 しかし、こんなことが「一般社会ではよくあることだ」とは思えない。それとも、三井物産や日本ユニシスでは常識だ、とでも言うのだろうか。とても信じ難い。

 籾井会長の言動は、NHK会長としての適格性に欠ける。1月25日の就任記者会見での見解表明しかり。同日のNHK全理事に対する辞表提出強要しかり。
 
 籾井NHK会長は、即刻退任すべし。長引けば長引くだけ、恥の上塗りがひどくなるだけだ。


 問題なのは、籾井NHK会長の言動だけではない。唯唯諾諾と日付の入っていない辞表を提出したNHKの全理事の態度も問題だ。

 籾井NHK会長に日付の入っていない辞表の提出を求められたからといって、その言いなりになるなんて。それも、理事全員が服しているなんて。NHKの理事の中には気骨のある人間がいないのか。

籾井会長が1月25日の就任当日に辞表の提出を求めるという前時代的な要求をしてきたら、対応は、即拒否しかない。そして、籾井会長に対して言い放つべきだ。首にするなら首にしてみろ、自分から辞表を提出するなんて、冗談じゃない、気は確かか。

 こんな理不尽、非常識な要求に全理事10人が応じたということでは、NHKの理事全員が常識を弁えていないということになってしまう。理事の誰一人、そんなことも分からないなんて。情けない。

 NHKは、籾井会長が非常識、理事全員も非常識ということであれば、とても公共放送の運営はできない。NHKの組織体制を現状のままにしておいて、社会正義を基本とする公共放送や報道を標榜するなんて、自己矛盾も甚だしい。

 出でよ、現状を糾弾し、籾井NHK会長を退任に追い込むNHKマンたちよ!!



 ブログに訪問下さり、ありがとうございます。  
 

 私の人気ブログランキングへの応援のため、
 ポチッと↓をクリックお願いします。
 http://blog.with2.net/link.php?1546952 



拍手する


コメントをするにはログインが必要です

NHKのお粗末

プラチナさん

全くです、NHK経営委員の失言の連発もそうですが、右翼の長谷川三千子委員に至っては、受信料の支払いを拒否した経緯があるとか、言語道断である、任命者は誰なのか。

2014/02/27 23:27:34

PR







上部へ