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「風は山河より」宮城谷昌光の全６巻をやっと読み切りました。　

2010年09月25日
テーマ：テーマ無し

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オジサンは梅雨の頃に、宮城谷昌光の小説を初めて手にしました。<br />
この作家は中国ものを書く小説家で知られており、初めて日本の時代小説を手掛けたのが「風は山河より」新潮文庫の全６巻です。<br />
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戦国時代末期の三河における野田菅沼家三代という目立たない存在を主人公にし、結びつきのある松平三代を描いた小説です。<br />
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長編物の好きなオジサンがなんと４か月もかかって読み切ることになったのです。<br />
なんとなら次から次へと人名と地名が出てくるのです。<br />
ある程度、憶えないと混乱するので読み戻りが多く、加齢の頭ではついていけず、途中で幾度となく放棄する状況となりました。<br />
そんな訳で1巻から4巻の中盤までが、とても高い壁でした。<br />
しかし5巻から6巻の最終巻は戦国時代のスーパースター達がどんどんと出てきましたので、時代背景が十分に理解できて一気に読み進めることができました。<br />
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<b>こんな下地があって、３連休の名城見学をしました。</b><br />
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<pre class='wiki'>
（諸田)　今度の連載で、いよいよ日本の時代小説をお書きになるんですね。
（宮城谷）　日本ものを書きたいと思って久しいので、三十ぐらいから、現地踏査や資料集めは始めていました。その頃から古代中国ものに入ってしまったので、日本の歴史ものには目をつぶってきたんです。それでも、やはり自分がやっていかなければならない仕事がいくつかあるのはわかっていまして、私は三河人だから戦国期の三河だけは書いておきたいとずっと考えていました。ですからこの連載は、資料を集め始めてから五年ぐらい準備期間がありましたが、構想から全部含めるとおそらく二十五、六年はかかっている小説なんです。やり始めてみると、舞台は奥三河なんですが、これが、中国全土より広く感じました。
ちょっと引いたところにいる人間ですね。大体私は前に出る人間は嫌いなんです。自分自身もひっそりと生きてきた人間ですからね、引いて引いていく方が、生き方として、自分の性にあっています。企業人でもそうですが、前に出過ぎるとどこかで落とされる。ナンバー２がやっぱりいちばん優れた生き方をしているんですね。

『波』2006年12月号（新潮社）より
＜特別対談：ずっと日本を書きたかった＞
「小説新潮」連載開始時に明かされた、『風は山河より』誕生秘話。
宮城谷昌光×諸田玲子
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<img src="http://img2.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/26/42/egak1321/folder/1027818/img_1027818_26771967_0?1285379373" alt="イメージ 1" class="popup_img_180_252 clearFix alignLeft"><img src="http://img2.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/26/42/egak1321/folder/1027818/img_1027818_26771967_1?1285379373" alt="イメージ 2" class="popup_img_180_256 clearFix alignLeft"><img src="http://img2.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/26/42/egak1321/folder/1027818/img_1027818_26771967_2?1285379373" alt="イメージ 3" class="popup_img_180_257 clearFix alignLeft"><br />
<img src="http://img2.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/26/42/egak1321/folder/1027818/img_1027818_26771967_3?1285379373" alt="イメージ 4" class="popup_img_180_252 clearFix alignLeft"><img src="http://img2.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/26/42/egak1321/folder/1027818/img_1027818_26771967_4?1285379373" alt="イメージ 5" class="popup_img_180_256 clearFix alignLeft"><img src="http://img2.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/26/42/egak1321/folder/1027818/img_1027818_26771967_6?1285379373" alt="イメージ 6" class="popup_img_180_262 clearFix alignLeft"><br />
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