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たかが一人、されど一人
さらば愛しの冬よ
2013年04月03日
テーマ:テーマ無し
夕方になってやっと陽が射してきた。雨降りと真冬みたいな寒さが2日も続いたのだからもういいだろう。出そびれて花見のチャンスを逃した人も多かった筈だ。小生も結局近所の桜だけで、少し足を伸ばして皇居の周辺とか鎌倉とか関西とかに出かけることにはならなかった。年によっては二度も三度も花見を楽しんだこともあるのに、今年は単に加齢による出不精とは言い切れない。天気の巡りあわせが悪すぎた。明日、明後日はやっと本格的な春らしさになるらしいが時すでに遅しだ。花見は来年以降のお楽しみにする。社会に出る前の数年間、春休みはいつも志賀高原蓮池にある国立公園管理事務所の臨時雇いで管理員の雑用をしたり、この事務所が宿泊客を受け入れていたので、その世話をする下男のような仕事をさせてもらっていた。当時の国立公園監理員は厚生省の国立公園部所属の立派な国家公務員である。しかし、給料が低かったに違いない。事務所の空き部屋に客を取ることが公然化していた。客の中核は国や地方の公務員だが、そこから山やスキー好きの知人に広がっていた。小生が初めて連れて行ってもらったのが小学5年か6年生の頃、父が県の役人をしていた関係で、父の部下だった人が連れて行ってくれた。1泊米5合持参3食付で250円だったことを記憶している。志賀高原丸池のスキー場はそれまでに通っていた長野市郊外の大根畑とは異なり、スケールが大きいうえに初めて見るスキーリフトがあった。以降すっかりスキーの虜になり、年を追って通ううちに管理員さん夫妻に見込まれて、休みには手伝う代わりに只で泊めてもらうようになっていった。大学に入る頃にはスキーもそこそこ上達したし、体力もついてきた。またスキーを通して多くの友人が出来ていった。高校の終りか大学生になった頃だったろうか、客の殆どがいなくなった3月末か4月初めのある日、管理員さんが「明日天気が良かったら竜王越えのツアーに行こう。」と言いだした。今のスキーヤーからすれば何でもないだろうが、昭和30年前半の志賀高原は、丸池から見て北の一番奥が高天原スキー場、ここにリフトが1本やっとできたばかりの頃である。一番若い小生にスキーの醍醐味を味あわせてやろうとの親心だったに違いない。翌日が期待通りの快晴、番頭として兄貴分にあたる人(5歳年上だったが、長野のリンゴ園経営者で冬中管理事務所に住み込んでいた)、スキー狂の東京の友人数人で、シールをスキーに着けて大変な苦労の挙句焼額山を登り、山頂で管理員の奥さんが握ってくれたおにぎりを頬張ったことは未だに忘れられない。焼額から竜王までの降りと登りは緊張はしたが、竜王から夜間瀬スキー場までは快適そのもの、これぞスキーと思ったのも事実。夜間瀬から長野電鉄で湯田中に出て、湯田中で宴会をして1泊する。翌日蓮池に戻って荷物を纏めて帰宅する。以降大学卒業まで、このツアーが冬を送り春を迎える定番の行事となった。今でも冬が去りゆくことを感じると、あの日あのスキーツアーが脳裏に甦り甘く切ない気持ちになってしまう。今では愛しの冬なんて言ってはいられないが、そんな時代も確かにあった。今日は正にそんな日と言える。
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