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昭和2年生まれの航海日誌

一白水星、四緑木星 

2012年12月31日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


 ぼちぼち床に就こうと思っていたとき、インターホンが鳴った。
「T子です」
「はい、はい」

 ただ事ではないな。レンズを通して見るとT子であることは認めたが、
他に誰かの気配がした。
 チィエンを外さず、細めにドアをあけると、傍に母親いた。

 二人を招き入れたが、顔を見ると今しがたまでトラブルに巻き込ま
れた様子がありありと見えた。

「ちょっと、聞いてください」だ、これは。
機先を制して
「正月ですね。少しでも面白い話を」、と言ってコーヒーを立て始めた。

 コーヒーを勧め、
「私はこちらのコーヒーを」
猪口に瓶から酒を注いだ。瓶には”山田錦のラベルが貼られていた。

「父さんもこれが良いと言っています」
「私は利き酒ができるものではありませんので、地酒だけを呑み続けて
居りました。すると,ほかで頂いとき、味の違いがよくわかるのです。
それを楽しみにしておりました。

「来年は酉年の運勢はよろいようで」
T家は、親子三人が酉年であることを知っていた。

「酉年でも、母は一白水星で、父と私は四緑木星です」と、
T子が言ったのには驚かされた。

”当たるも八卦 当たらぬも八卦”
ではあるが、良いことには希望をいだき、悪いことは黄信号とみなせば
よいことである。

 ややこしい話は一切出さなかった。でなかった。
帰るとき、
「満月だよ」といった。

 二人で眺めてくれただろう。
元旦は皆んなの晴れやかな姿をみたい。

 




 

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