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私家版・日豪の比較文化人類学 〜群れから抜け出した羊が見たもの〜

漂流する日本   

2012年12月12日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 アパート敷地内の階段通路で隣のビルの友人グレアムとバッタリ会って、
クリスマスと新年の事前の挨拶をしたら、
彼は「日本は来年、大変な年になるね」と言います。
私は彼が日本の選挙の結果と進路を言おうとしていることを即座に理解しました。
 
歩きながらで突然の話だったので、私は「いや〜、まったく」とだけ応えましたが
平和で静かなオーストラリア、サンシャイン・コーストでも
漂流する日本の現状と進路を注視している人がいるのだと、驚きました。
同時に、日本がいかに多くの難問に直面しているかを、改めて想起したのです。
 
 衆院選投票日まであと4日。
民主党が政権の座に着いた前回の選挙では、
比較的投票に「戸惑い」はなかったと思いますが、今回ほど多くの有権者が
迷っている選挙も稀でしょう。
 
 期待した民主党には政権党としての当事者能力と自浄能力が
決定的に欠如していたことが明確に証明され、続投を望む人は激減したでしょう。
自業自得そのものです。
 
 かといって、自民党は首相の座を投げ出した無責任極まりない輩が懲りもせず
また表舞台へしゃしゃり出ようとしています。
尖閣諸島や竹島をめぐる動き、北朝鮮のミサイル発射などに乗じて不安を煽り、
憲法を改正し軍国化への道を進もうとしているのです。
あの大戦の悲劇をもう忘れてしまったのでしょうか。それでも良いのでしょうか。
 
 その他、維新とか未来とか乱立する政党も「馬をニンジン」で手懐けるように
人気取りの政策を並べ立てています。
それにしても、候補者たちは当選するためには
どの政党に属していれば有利かだけが至上命題。
自らの政治信念などゼロで右往左往する姿は醜悪ですらあります。
 
 でも、今回の選挙ほど日本の重大な局面で行われることは珍しいことでしょう。
災害の復興、経済の立て直し、消費税増税、TTP参加、原発のあり方、領土問題、
憲法改正など難問山積で日本のいわば岐路です。
にもかかわらず、信頼できる候補者、政党がないという事態はまったく情けないことです。
 
 これだけ八つ当たりすると結局、投票したい候補者、政党はなくなってしまいます。
私自身は、オーストラリアで在外投票の権利がありましたが、
2年ほど前、日本に一時帰国して転入届を出したことがあり、
そのためその権利が消滅していますから、残念ながら投票することはできません。
 
 選挙の結果、有権者の絶妙なバランス感覚によって体制、進路が決まり
困難を克服してゆく道筋・海路が拓かれて行くことを、心から願います。
地球の裏側から期待を込めて、つぶさに拝見しています。
 
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