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尺八と横笛吹きの独り言

都山流尺八東京試験・・・・残念でした。 

2012年12月03日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

●試験会場看板
JR武蔵境駅近くのとある高校が試験会場。寒い朝・・・・さて今日はどうなるのでしょう。 
試験に合格したら記事を書けばよいものを・・・・恥の上塗り。
なにもそんな体験記を書かなくてもいいものを・・・・バカです。
 師範受験者の集合時間は12時30分。試験開始13時。
准師範受験者の集合時間は9時、私が現地に着いた10時30分頃には准師範試験の楽理(理論)試験、音から譜面を書く書取テストなどが行われている。
(私は数年前にたぶん最低ラインで合格したのだなあ・・・・) 
           
 
●受験生待合室と師範付き添いの部屋。
午後1時に開会式。緊張の中、試験官から出題箇所が発表された。
その後は各自練習、准師範の方は初鶯・茶音頭・軒の雫・都の春、唱譜試験
 アッチコッチで師匠と受験するお弟子さんが指導を受けていた。
ここで早めの昼食をとり「新青柳」「慷月調」の出題箇所を練習。

 
●試験開始までの練習風景
慷月調では最初のレハーのレが一瞬乙音になるときがあるので、これを注意。
とりあえず、最初は古曲の「新青柳」なので、これに集中した。
 これをものにして、一気に本曲に挑む算段だ。まずはこの古曲が成功しないとダメダ。
相棒も本曲「慷月調」1曲に1年かけて勝負に出ている。
 時々すばらしい音色がする若者。師匠のお歴々が声をかけて面識があるようだ。
(この若い方が首席でした。名前の知られた方なのだろう。将来の道山さんかなあ・・・・)
こういう方と一緒に受験するのだからなあ・・・・受験する前にもう結果は見えているのかも・・・・とりあえず素人の私は私で・・・・全力を出そう。

●「新青柳」の出題箇所は赤の箇所だ。

要するに弾き初めの4行まで・・・・「ハイそこまでで次、行って下さい」
次の手事は4ページだ。
 すべて昨年と同じ。幸いしました。昨年はこの古曲「新青柳」は落ちてしまいました。
課題曲発表が10日前にありまして、すぐ師匠から特訓を受けました。
 最初はまるでダメ。そうなんです昨年のは「マズ出ません」と予想していたので、練習はしていません。この曲は最初の1行が勝負。
 どの程度合奏をしているかを見るのだろう。譜面のまま吹いてはいけない。音源をよく聞いて箏と合わせる吹き方でないといけない。そこが評価の観点だろう。
 倍徐であることから2倍に伸ばして、味わい深く吹くのだ。最初の稽古ではダメで、二回目の稽古でコツをつかんだ。
●最初のレは少し小さくそして膨らませる。本番では少し震えてしまった。
次第に調子を取り戻し、なんとか1行目の聞かせ所をアピールした。
順調に進み、「ハイけっこうです」。
 次の4Pの手事は最初ユックリ(稽古で師匠に言われました)。早く吹くと自滅する。
味わい深く、調子にのればいい。なんとなくうまく吹けた。
(はいけっこうです。ご苦労様でした)
いけたかなあ・・・・そんな感じ。
結果は「古曲」合格でした。1年かかったことになりますね。この「古曲」1曲だけが受からなくて再度受験しても受からなく。京都でようやく合格した方もいる。
 都山流のもっとも大切な真髄なのだろう。
昨年の合格率が17%の低率に、批判が出た結果、こういった昨年と同じ課題曲が出題されたものと私は考えている。東京での師範試験がこんなにも難しいと東京で受ける方が少なくなる。ほとんど地方で受けることになってしまうから、こうなった感じだ。
 でも「新青柳」が再度出題されたことが私には幸いした。
試験直前に、本部に4行目の1小節目の「ロ」が甲(かん)でなく乙(おつ)であったことを確認できたのも幸いした。ここを甲(かん)で吹いたらマズ大減点でしたね。
間一髪のヒヤヒヤでした。

●「慷月調」の出題箇所が赤の箇所。
 
結局、吹き始めてから4行目の頭まで、「はいそこまでです」。予想した2段は出題されませんでした。
 古曲の試験が終わり、本曲の試験会場まで移動したとき・・・・即次の順番でした。
「オイ・オイ」
呼吸が整わないうちに、試験に入りました。
 数秒まっていただいて、お茶をのみましたが・・・・あまり良くない。心の準備が整わない。やるしかない。
一礼して吹き始めました。最初の音はまずまず・・・・なにか伸びがなく、味が出ません。
 なんとかこなして、進みます。もう少し間をとればよかった。
一箇所音を違えたかなあ??
 試験官はジット聞き入っている。メモしている。4代目中尾都山先生も聞いている。
ダメかなあ・・・・
 なにか気持が乗らなかったなあ・・・・やはり結果は不合格でした。

 
●試験当日、即時発表。
どうも古曲はいけた。たぶん本曲はだめでしょう。さまざまに思いめぐらし他事分いました。結果は受験番号14番の赤の印。
新曲と古曲が書いてあります、そうです新曲8寸と6寸は合格(昨年)。そして古曲が受かりました。残念な本曲が書いてありません。不合格。
 受験19名中、7名が師範合格(4科目合格で師範)。私と同じ3科目合格が4名、新曲の2科目だけ合格が7名。
 受験番号の下に漢数字が書いてあるのが師範合格者7名で、数字は順位です。
今年の合格率は37%。昨年の17%よりは高率でしたが・・・・私は残念でした。
それだけまだ力がないのですね。

●相棒二人で、武蔵境駅近くの地下で残念反省会だ。
はい「カンパーイ」。ご苦労さんじゃった。残念だ。無念だ。こんなモンダ。
しばらく何もしたくない・・・・グレちゃう。京都で受験しようか?
往復交通費で2万5千円に受験料2万円・・・・とても貧乏だから無理かな・・・・
ああだら・・・・こうだら・・・・笑いあり、嘆きあり。良い飲み会でした。

相棒のショックは大きく、そうですよね・・・・残された一科目「本曲」を1年かけて練習してきたのに残念な結果でした。
 二人とも結果は同じ状況で来年は、本曲1曲にチャレンジします。どうなるやら・・・・
相棒は慷月調の最初のツレの甲音が途中で切れてしまったそうだ。体制を立て直して、吹きましたが、残念な結果でした。
 恐らく今日の反省会は、相棒が受かり私は落ちる(2科目中1科目受かればいい・・・・)
という予感がしていました。結果は同じ状況でしたので、まあ飲みやすかったかなあ。
 さあこれからどうういう練習をしたらいいかいなあ・・・・
京都の試験が2月から3月にあります。本曲はまだ課題曲が決定していませんが、そこに行って、また受けるかただいま思案中。

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