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昭和2年生まれの航海日誌

枯れ葉の並木道で 

2012年10月30日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


 自然歩道林のクス,カシ,タイサンボク等常緑樹は
まだ夏のように勢いがあった。
 ところどころのナンキンハゼが紅葉し始めていた。

 秋空のケヤキ並木道に出た。
 数歩歩いた時、後ろから近寄ってきた婦人に
「ご自分のためですね」と話しかけられた。
「はい、日に4回位は外に出ます」

「大正生まれです」とニコニコしながら言う。
「それは結構ですね」

 歩く姿を見て、元気そうに見えたのと、年を聞くのは
失礼と思って、自分から言い出したのだと思った。

「ご主人と同じ位ですよ」と言った。
「休んでいるのです」と少し淋しそう。

 東京弁である。この歳でこの背すがらだと、若いときは
相当の人だったのだろう。

 夫の満州への出征、東京空襲の話にも及んだ。
 大正うまれの人がこの大戦では一番犠牲を払われ、復興に
尽力された、と常ひごろから思い込んでいたが、それを忘れ、
歩道にしては長い会話になった。

 初対面の女性から、昨日、病院の窓口で要件だけを言った
だけの私にはこの会話はうれしかった。

 洒落たマンションが近づくと、手を振り、確かな足取りで
植え込みの中へ姿が消えていく。

 せめて、これが20年前ならどんなものだろう。
 馬鹿も休み休み言うがよい。犬の御蔭だ。

 明日は、犬仲間のところへ行ってみよう。
 彼奴は阪神タイガースだ。おれはチョッとだが、、、。
「よかったなドラフト結果葉」と云うてやる。
 他にいい話があれば儲けものだ。

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