メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

雑感日記

アメリカ雑感―2 アメリカで子どもを育てる 

2012年10月02日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



★ アメリカの娘には3人の子どもたちがいる。
高校4年生と2年生、そして小学校の6年生である。
私にとっては孫3人、男の子ばかりである。
長男は8月に車の免許は取ったのだが、自分の車は持っていない。
 
 
 
★アメリカは、『車社会』と言われるが、確かに車がないとどこにも行けないと云った方がいい。
バスもあるが直線の一方方向だけで右にも左にも曲がらない。右に行く場合はそちらの方向に行くバスに乗り換えねばならない。本数も少ないからバスでの移動などまずよほどのことがない限り難しいのだろう。
学校や塾、サッカーの練習や試合に子どもたちが行く場合は、親が送迎をしなければ、学校にも行けない。
3人の孫たちの送迎は、毎日のことだから親は大変である。
学校の送迎の時間には、学校周辺は送迎の車でいっぱいになる。
子どもの面倒を親が見るということは徹底していて、小学校の低学年は親が教室まで送り届けねばならないようである。
共働きであろうが、例外は許されない。 親がダメならベビーシッターを雇わねばならない。
 
3人の子どもたちは、それぞれ学校のほかに、塾やサッカーの練習があって、その場所が距離で言うと結構遠いのである。
道は広いしハイウエイは整備してあるので、時間は片道10〜30分であっても距離で言ったら、20〜40キロ以上は間違いなく走る。
日本ではちょっと考えられない行動範囲なのである。そこまでは、母親と父親が手分けして送迎を普通のように毎日やっている。
サッカーの練習も、小学生は夕方から7時ごろまで、次男のチームは30キロ以上離れた町で7時半から9時までである。
ただ、こんな送迎に裏うちされているからか、学校の授業も練習も時間だけは誠に正確である。分単位で守られている。
 
  
 
★送迎は確かに大変だが、親と子の会話は間違いなくある。
アレだけ毎日親に送迎をして貰ったら、『親に面倒を見て貰ってる』という意識は、身にしみているのだろう。
親は、自分の子どもが大人になるまでは、全て子どもがやっていることは解っている。いじめれていることが解らなかったなどというようなことはない。
大体、アメリカにいじめがあるのかないのか? 
学校の先生は非常に厳しく、権威がある。親が学校の先生に文句を言うことなど考えられないという。規則など破ったら即退学だそうである。
 
  
 
★スポーツは、環境もいいこともあってこんな小さな子どもたちから盛んである。
必ず、指導者が付いた有料制で、どんなチームを、どんな種類を選ぶのかは自由である。
みんなが自分にあったレベルのクラブやチームでやっている。
 
 
 高校の最後の時間は、全員が体育の時間になる。 所謂、高校の運動部だが、団体スポーツはそれぞれ厳しいTry Outがあって、一定のレベルでないとそのクラブには置いて貰えない『競争の世界』である。
Try Outでこぼれた人は、別の競技を選ぶのか、個人競技などを選択するのだろう。
 
  
 
これは次男が属している Strikers という名門チームだが、毎年厳しい年齢ごとのTry Outがあって、
そのチームに入ること自体が厳しい競争にさらされている。
親たちは試合を観に来たのか、送ってきたついでに見ているのか?
日本のように、100名も部員がいて殆どが補欠というような組織ではないようである。それぞれのレベルのチームが存在していて、みんなそのチームでは主力選手なのである。
その頂点が、アメリカ代表なのだろう。
このチームのコーチは、元アメリカ代表選手だし、キーパーのお父さんは現アメリカ代表監督で、しょっちゅう息子の試合を見に来ていた。そんな競争社会だから、その練習に片道2時間も掛けてやってくるチームメ―トもいるらしい。そんな親御さんの送迎はホントに大変だと思う。
今年の夏はアイルランドに遠征したし、来春は九州で行われる国際大会に参加するらしい。
 

 
孫も、このチームに入りたくて、Try Outを受けたが、『デブはダメ』と言われて1年かけて体重を落として、2年目からやっとチームに入れたようである。
最初は控えから、今はトップ下、今シーズンは調子がいいのかまぐれか、ハットトリックなどして滞在中はリーグの得点王だったが、いつまでその位置に居れるのか?頑張って欲しいと思っている。
ただ、学校の勉強の方も、これはこれで厳しいようである。毎日宿題もあるし、サボっていると付いては行けないようである。
 
★そんなアメリカの子どもを育てる厳しい競争環境がいいと思う。
何ごとも、非常にはっきりしていて、それぞれの意思で自分の進む道を決め、そこでは自由に厳しい競争をしながら、自らの道を進んでいく。
落ちこぼれのない、それぞれのレベルにあった受け皿が常に用意されていて、そんな仕組みの中で、大人になるまでは親は子どもの面倒を見ながら育てる。
 『変わっているのはいじめられる』という日本と違って、みんな個性的で変わっているものばかりのような社会である。
孫3人それぞれも、自分の意思をはっきりと持っている。
長男はなぜか日本が好き、
次男はスペインがいいとスペイン語を習っている。
小学6年生の末弟は、ホントに解っているのかどうか?ドイツに行きたいうそうである。
 
アメリカで育ってよかったな、と今はそう思っているのだが・・・・
 

>>元の記事・続きはこちら(外部のサイトに移動します)





この記事はナビトモではコメントを受け付けておりません

PR







掲載されている画像

    もっと見る

上部へ