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たかが一人、されど一人

テレビで映画鑑賞『狩人と犬、最後の旅』 

2010年03月31日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

<div>昨日の午後、ちょっと昼休みと思って衛星第2放送を付けたらこの映画が始まるところだった。久しく映画も見ていないので、どんな映画か分からないまま見始めたのだが、ぐんぐん引き込まれて1時間40分フルに付き合ってしまった。</div><div><br /></div><div>カナダ最北部を流れてアラスカに至るユーコン川流域の大自然が残る森林地帯で、昔ながらの方法で猟をしながら暮らす高齢の狩人と飼い犬達の話である。日本の封切がいつだったかも知らないし、出演者も制作関係者にも知っているな名前は一人も無い。主人公を演じる役者さんと監督をインターネットで調べると、次のように紹介されている。</div><div><br /></div><div>●ノーマン・ウィンター(主演):ロッキー山脈に住み、自給自足の生活を送る最後のトラッパー(罠猟師)。彼の猟のやり方は、飛行機、スノーバイク、電子通信装置といった機械の力を借りない伝統的な罠猟。</div><div>●ニコラス・ヴァニエ(監督・脚本):1962年生まれ。現代のジャック・ロンドンと称される冒険家。シベリア、カナダのグレート・ノース、アラスカを舞台にした探検にもとづいて、数々の写真集や小説、短編やTV映画を発表。更にそれらは多くの賞を獲得し、確固たる地位を築く。最近では、06年3月19日に犬ぞりでの約8000キロのシベリア横断に成功。世界的に注目を集めた。</div><div><br /></div><div>ノーマン・ウィンターの年齢は分からなかったが、映像を見る限り60歳以上であるに違いない。兎に角実に渋い。自分達の生活をそのまま映画にしたようで、先ずユーコン川流域の四季を撮った映像に引き込まれてしまった。カナダともなると未だ未だこんな大自然が拡がっているのかと改めて感じ入った。物語はこの広大な森林に囲まれた湖のほとりにネイティブの妻とただ二人、自ら丸木小屋を作って7頭の犬と罠猟をしながら暮らす老人のお話。</div><div><br /></div><div>タイトルにあるように猟には犬が欠かせないパートナーとなる。特に狩猟季が冬だけに、犬たちは橇を引かせる動力源として貴重であるのは勿論で、主人公は映画の中でも近代動力を一切使わない最後の猟師という設定になっている。ある秋の日、この冬の猟期に備えて町まで買い出しに(と言ってもう馬を使っても3日も掛かる)リーダー格の犬を同行したところ、犬を交通事故で失ってしまう。気の毒に思った町の友人が主人公に若い犬をプレゼントする。</div><div><br /></div><div>この若い犬と主人公の気持ちが段々と通い合って行く過程がストーリーを貫くテーマになっている。お話も非常に巧みに構成されている。要約すると子供を失った年老いた父が孫のような子供を貰って、最初は疎んじているのだが、数々の犬ぞりのスリリングな経験を通して互いに理解し合っていく。もう全く人間ドラマと同じ事。素晴らしい雪景色の連続でスタジオ撮影らしきものは殆ど見当たらない、オールロケで制作されたのではないだろうか。とすれば−40℃にもなる極寒での撮影だから出演者も制作スタッフも大変だったに違いない。迫力は満点である。</div><div><br /></div><div>エコと言う言葉が多流行だが、自然との向き合い方が如何に難しいかを考えさせる意味でもいい映画だった。</div><div class="blogger-post-footer"><img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/3089830164664281219-1147827224465582213?l=takaga.blogspot.com' alt='' /></div>

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