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私家版・日豪の比較文化人類学 〜群れから抜け出した羊が見たもの〜

オリンピックの様変わり 

2012年08月07日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 ロンドン・オリンピックは後半に入って
日本もそこそこの成績を出しているようで、頼もしい限りです。
特に、オーストラリアに住んで、日本人の身体的ハンディキャップを
身をもって感じているだけに、日本選手の健闘には拍手を送りたい気持ちです。

 身体的ハンディキャップを感ずるというのは、例えば握手をする時。
相手のごつい大きな手にまず驚き、握られた時のその力強さに参ってしまいます。
また、ゴルフの飛距離にしても飛ばし屋だった私がどんなに頑張っても
こちらの「お年寄り」にさえ勝てないのですからお分かりいただけるでしょう。
こう言っては失礼ですが、こちらの女性のお尻の大きさだけを見ても
これはどう頑張ってもかなわないと思ってしまいます。

 日本にいればテレビ中継に釘付けとなっているでしょうが、
こちらではほとんど見ません。
というのは、もちろんオリンピックのテレビ放送はあるのですが、
当然、日本選手が出場するゲームはまず放送されないからです。
ボートとか乗馬とか自転車とかを丁寧に放送していますが、
私たちには馴染みがなく、興味も薄いものばかりで残念です。

 オーストラリアといえば水泳ですが、様変わりしました。
あのイアン・ソープが出場していないこともありますが、
かつての水泳王国の面影はすっかり薄れてしまいましたね。
「第2の母国」にはがんばって巻き返しを図ってほしいものです。

 それより、オリンピック自体が様変わりして来たような気がします。
かつてはオリンピックに出場するだけでも大変な名誉だったし、
出場国、出場選手は競技を純粋なスポーツとして
フェアに、全力で戦ったと思います。
また、大会の運営も開催国の威信をかけて綿密に練られたものでした。

 ところが、例えば女子のバドミントン、ダブルス。
中国、韓国、インドネシアの4組8人もが故意にミスなどを連発して失格処分に
なりました。次のゲームの組み合わせを有利にするためだったことが明らかでしたね。
私はそのゲームをテレビで見ていないので分かりませんが、
素人目にもわざと負けに行っていたのが分かったといいます。

 どのゲームでも、予選段階では力を温存しておいて決勝で全力を出すというのは
賢い方法で、いわば常識です。
しかし、それをあからさまにやっては非難の的になることを皆知っているはずですが、
それをやってしまいましたね。
オリンピックに出場するだけのスポーツマンとしての人格に欠けていたということです。

 女子のサッカー、決勝トーナメントで日本がブラジルを破った試合で
相手のブラジルの監督は試合後、「我々はたくさんの好機をつくったが、
得点できなかった。相手は守備的に戦って2点取った。悲劇だ。
日本がこのようなプレーを続けるなら、優勝候補と呼ばれるにはふさわしくない」と
非難したといいます。
 
 普通、スポーツの試合で負けた側は、勝者の強さを称賛し祝福し、
自らの力が及ばなかったことを率直に認めるのがいわば礼儀ですね。
負けて勝者に毒づくようなチームこそ、たとえ勝ち進んだとしてもそれにふさわしくはないし
負けて当然だったのです。
日本チームはブラジル・チームにそう言い返してやればよかったのです。
いずれにしてもサッカーは男女ともに、嬉しい様変わりです。

 審判の誤審が相次ぎ、判定が覆されるケースが多いのも
今回のオリンピックで突出していますね。珍しいことでしょう。
判定のルールの未成熟、不備という面もありますが、審判の資質・能力にも
深い問題がありそうです。

 日本のマスコミで報じられたかどうか分かりませんが、
開会式で日本の選手団は入場行進したら、いきなり全員場外へ出されてしまいました。
他のほとんどの国の選手団がフィールドで聖火の点火などのセレモニーを
見守っていた時、それに参加することなく蚊帳の外にいたのです。

 原因は入場行進の際の誘導のミスと伝えられていますが、
そんなアホなことがこの大舞台で起こることが信じられません。
また、今回は満員のはずの観客席に空席が目立つといいます。
3回目のオリンピックで大会運営は万全と甘く見たのでしょうね。
これも様変わりで残念です。



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