メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

たかが一人、されど一人

軍人の政治的発言 

2010年03月25日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

<div>自衛隊の幹部が日米共同訓練の開始式で「同盟は『信頼してくれ』などという言葉だけで維持されるものでもない」と発言した事を受けて防衛相が注意処分の上今回人事異動をしたところ、自衛隊内部のあちこちで「この発言した連隊長の行っている事は間違っていない。鳩山首相がいい加減。」といった首相を批判する声が公然化しているようだ。中には副大臣あてにメールを送ったとか、中堅幹部が部下を前にしての訓示で同様の趣旨をぶちあげているケースも報道されている。</div><div><br /></div><div>総理大臣の発言「トラストミー」が適切であったか否かは別にして、最高指揮官が部下から「いい加減な奴だ」と蔑まれていたのではとても戦争はできない。昔から組織による強制が嫌で、今では気儘な人生を送っている者ではあるが、国家的見地から最も強い組織でなくてはいけない自衛隊の話となると一言言いたくなる。</div><div><br /></div><div>小生は民主党政権を応援している。とは言ってもマニフェストもろくに読み込んでいないので、マニフェスト違反と言ってもあまりピンとこない。しかし選挙前に言ってきた事と現実が、相当違ってきている事については人並みの理解はできている。しかしこれはある程度までは許容されるべき話だろう。半世紀以上に亘る前政権を引き継ぎながら変化していくには、少しずつ変えてゆかざるを得ないだろうし、又それなりの苦労もあるだろう。政権内部で横の連絡が取れていないで、各閣僚や政府三役と言った高官の発言に食い違いが見えたりするのも、政権運営になれない初心者運転だからこれもある程度までは仕方が無いとしてきた。</div><div><br /></div><div>しかし今日この自衛隊幹部発言関連のニュースに接し「ここまでなめられてはまずい」と思う。民主党がどのくらいの人材を擁しているか知る由もないが、そもそも1億3千万人の中で国家国民のために役立つ人材や使える官僚なんてそんなに居る筈もない。それは分かった上で書いているのだが、民主党は「官僚即ち役人になめられ切っている」事を反省する必要がある。元々軍人は普通の役人とは少し違う規律や倫理観で律せられてしかるべきだ。特に幹部になる人間には厳しい組織倫理が求められる。</div><div><br /></div><div>社会人になったばかりの時にお世話になった得意先の先輩から聞いた話が今でも忘れる事が無い。この方は学徒動員でビルマまで行って九死に一生を得て帰還されたポツダム大尉(中尉だったが戦争が終わってから大尉に格上げされた)だった。曰く「士官学校を出た職業軍人はやたらに威張り散らすので嫌いだった。喧嘩をした事もあるぐらいだ。しかし感心したのは、彼等は死ぬ事だけは何とも思っていない事だ。厳しい撤退をしている途中、殿に敵が迫ってくると誰かが犠牲にならなければならない。こんな時『よしここは俺が引き受ける。』と簡単に引き受けるのはいつも士官学校出の軍人だった。」</div><div><br /></div><div>軍人の幹部は、「部下に死を命ずるのを躊躇しない事、自分の命も常に空しゅうして九牛の一毛の軽きに置く事」この二点の精神的土台がなければ勤まらない。これが昔も今も軍人教育の基本でると思う。だが実際の自衛隊幹部教育となると、命のやり取りをするとは思っていないのか、教育の基本に無いのだろうか。先月からの自衛隊幹部発言に関する報道に接する限り、まるっきり普通のサラリーマン感覚か、暇な爺がブログでも書くような発言ではないか。もう軍人に政治的発言をするなと言っても無理な話なのか。首相が馬鹿と思うのは仕方が無いとしよう。だがしかし、「お前がそんなこと言って、いざと言う時に部下に死を命じる事が出来るのか?」爺はそれだけを問いたい。</div><div><br /></div><div>仕方ないばかりでは済まない事がある。</div><div>現政府の大きな間違いの第一歩は宮内庁羽毛田長官の記者会見を看過した時にある。あの時小沢幹事長が「辞表を出してから言え」と言ったが、結局首にもせずお咎めは何もなかった。部下が上司の悪口を叩いて何の制裁も受けない組織がある筈もない。制裁を加えるべき立場の官房長官自身が、官房機密費公開準備を命じた首相発言に盾突いたような事を言っている。何をか況やである。党副幹事長の生方発言も同じ類の事であるのは言うまでも無いだろう。自衛隊員であれ政府の官僚であれ党員であれ、誰にも発言の自由はあるだろう。だがしかし、公私のけじめが無い発言が目に余る。</div><div><br /></div><div>組織規律の統制無しに組織が維持できる筈が無い。現政権には内部の透明性や自由な意見発表と言う意味では良い所もあるのだが、学級崩壊状態を見ると気が気ではない。やはり首相と幹事長の二元体制が足を引っ張っているのかなぁ。</div><div>因みに不肖爺は、会社の幹部でありながら社長と見解を事にして会社を辞めた経験が3回ある。もう1回はいきなり首を切られた。これも組織になじまない事があったのだろうと思っている。</div><div class="blogger-post-footer"><img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/3089830164664281219-5130778926299840762?l=takaga.blogspot.com' alt='' /></div>

>>元の記事・続きはこちら(外部のサイトに移動します)





この記事はナビトモではコメントを受け付けておりません

PR





掲載されている画像

    もっと見る

上部へ