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「やや危険地帯」のお子さんを守るには パート2 

2012年07月15日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



武田先生のブログです。

【体内被曝について】

体内被曝について極端な2つの考え方が流布されていて、心配されている方が多いようです。一つは政府系で、食材なら1キロ100ベクレル、内部被曝はそれほど恐ろしくないという発表ですし、もう一つは1キロ1ベクレルでも毎日、とり続けると大変な量になるという計算値で、ICRPのグラフが良く引き合いに出されます(ICRPは権威はあるが、任意団体)。

このブログで再三、書いていますが、
1)被曝と健康の関係は学問的にはわかっていない、
2)つまり「危険」という論文と「安全」という論文があって、どちらかを採用すればあたかも科学的根拠を持って危険か安全かを言えるように錯覚する人が多い、
3)「危険」と「安全」の二つの群の論文があるということは、どちらの論文も意味が無いことを示してる、
ことをもう一度、くり返して理解していただきたいと思います。

「安全だ」というのを強調する人は「自然食品にもカリウムが1キロ100ベクレル含まれているものが多い」と言いますし、「危険だ」という人は「ICRPのレポートでも1日1ベクレルでも危険なほど蓄積する」と言います。

真実は、「よくわからないが、これまでの経験ではおおよそ食材では1キロ40ベクレル、水では1キロ10ベクレル、子供や弱い人は少し注意」というところです。それ以上にはわかっていません。

自然の食品からの放射線の内部被曝はほとんどがカリウムですし、福島原発からはセシウム、ストロンチウムですから、その影響が同じであるかも「わかっていません」。

また生物は放射性物質や放射線の中で進化してきましたので、防御機構があります。これが何ベクレルで、核種によってどのように違うかもハッキリしていませんが、カリウムのように大昔からあるものと、人工的に作られたもので違いがあるとも考えられます。

科学というのは「わからないこと」があるのです。それをわかったように言うというのがもっとも不適切で、科学に携わる人は恥ずかしくても、「わからないところはわからない。でも経験的にはこのぐらい」と言わなければなりません。

食材の基準は1キロ40ベクレル、水は1キロ10ベクレル、外部被曝は1年1ミリ、土壌は1平方メートルあたり4万ベクレルというこれまでの膨大な研究と経験で判断するのが適切でしょう。

人間には知性と知恵があります。何もわからないのでもないし、全知全能でもありません。それを理解してしっかり子供を守ってあげましょう。

 はい、理解します。

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