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私家版・日豪の比較文化人類学 〜群れから抜け出した羊が見たもの〜

旨し旬の味、日本 

2012年05月09日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 私たちの日本滞在も一か月が経ち、すっかり生活に慣れてきました。
心配していた石焼き芋やワラビもちの流し売りが来なくなっていて
今年は静かで快適な日本の春を楽しんでいます。
変な調子を付けて流し売りするそのスピーカーの音があちこちのビルに反射して
聞こえて来ると、私は情緒不安定になってしまうのです。

 桜やツツジなど春の花も良いのですが、やはり花より団子。
とりわけこの時期旬の食材が豊富で、「あれも食いたい、これも食いたい」と
東海林さだお状態が続いています。

 日本に着いてすぐ、スーパーで見つけたのが釜揚げの小女子です。
小女子といってもチリメンや釘煮ではなく、長さ5〜8センチのものです。
あまり大きいと頭や中骨がシャリシャリしてダメですが、見つけたのは小ぶりのもの。
さっそく少し油を引いたフライパンで炒め、酢醤油でいただきました。
次の日からその小女子はスーパーから姿を消したので、
シーズンの終わりだったのでしょう。タッチの差で味わうことができました。
オーストラリアではアジやイワシ、サバなど小魚はほとんどなく
キスと大型のコチくらいしか入手できません。ましてや小女子など望む方が無理です。

 私たちが味わった旬の味を全部ご紹介していては紙面が足りませんので
あと、数品目だけ。
いずれもオーストラリアでは入手が困難なものばかりです。

 アナゴも4月〜7月がシーズン。肉厚の美味しそうなのを見つけたので
早速仕入れました。ウナギが高騰していてその代用になるのか、
例年より値が上がっているようですね。
我が家ではアナゴは柳川にするのが定番料理です。
アナゴのぬめりをこそげ取り、5センチほどに切った身を味付きダシに入れて火を通し
いったん取りだして、そのダシで細く切ったゴボウを煮ます。
ゴボウが柔らかくなったところへアナゴを戻し、たまごでとじて出来あがり。

 竹の子も旬の味の仲間から外してはなりません。
竹の子はまず薄味の出しで炊いて、下ろし際にワカメを加え、木の芽を添えて
いただきますが、美味しいダシがしみ込んで得も言われぬ春の一品です。
この時のご飯は深川めしで決まり。
深川めしのオリジナルはご飯にアサリのおすましをぶっかけたものだったようですが
普通はアサリの茹で汁と醤油でご飯を炊き、炊きあがったところへ茹でたアサリの
身を加えて混ぜ合わせますね。

 この他、桜鯛、桜エビ、新じゃがの肉じゃが、フキ、そら豆、お豆のご飯・・・・・・、
あ〜ぁ、 フ〜〜ッ!!!

 定年の60歳まで日本で暮らし、また、オーストラリアでの生活が長く、
こうした旬の味覚を楽しむことが出来ない私たちとしては
日本での滞在期間中に精一杯「食いしん坊」をすることにしています。

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